59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:25:58.49 ID:yuDoQasso
「なあ、話してもいいか」
モスに訊ねる。彼は口をへの字にして考え込んでいたが、やがて頷いた。仕方ない、とでも言いたげに。
俺は別に幼馴染の事情に興味があったわけではない。単に助言を仰ぎたかったのだ。
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:26:32.47 ID:yuDoQasso
「じゃあ、協力しましょうか」
と彼女は言う。
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:27:05.50 ID:yuDoQasso
「第一、タカヤに見えるところで告白ってなると、他の奴の目にも入るかもしれない」
「それが?」
62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:27:31.56 ID:yuDoQasso
「どうして?」
どうしてもこうしても、俺と彼女は普段から一緒に行動しているわけでもないのだ。
普通の頭をしていれば、ただのカモフラージュだと気付くに違いない。
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:27:57.50 ID:yuDoQasso
結局、俺とモスはタカヤの部活が終わるのを待った。
幼馴染も、なぜだかそれに付き合ってくれた。
校門近くで待っていたのだが、タカヤはなかなか出てこない。
64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:28:29.53 ID:yuDoQasso
不安は残ったが、そこで俺たちはタカヤにもう一度謝罪して、帰路につこうとした。
……のだが、そこで何を思ったのか、幼馴染が俺の腕をとって、言った。
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:29:09.99 ID:yuDoQasso
モスは呆れた顔で溜め息をつく。
「……じゃあ、君たちは、えっと」
66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:29:43.06 ID:yuDoQasso
「あのさ、図々しいこと頼んでもいいかな?」
タカヤは大真面目な表情で言った。
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/26(土) 16:30:15.68 ID:yuDoQasso
つづく
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/26(土) 16:53:35.04 ID:GfLHk+6Go
おもしろいな
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