59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 20:30:18.60 ID:77u9zbx30
P「憧れます。素晴らしいアイドルを送り出せれば、
そのぶんだけ世の中は明るくて楽しい場所になる。
そのために働きたいです。
ショットの仕事だけでは権限に限りがありますから」
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 20:31:50.58 ID:77u9zbx30
プロデューサーは相変わらずDVDの出し入れをしている。
小鳥さんはお使いと言って出ていってしばらく戻ってきていない。
スタッフだけの送別会は21時からで、なんとなく小鳥さんは直前まで戻ってこない気がする。
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 20:32:57.49 ID:77u9zbx30
P「そうですよ。音無さんが教えてくれて」
律子「ちょっとやめてくださいよそんなの! もうアイドル辞めたんですから!」
62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 20:33:36.34 ID:77u9zbx30
たまに頭をよぎったことだった。
もし自分がアイドルをやっていた頃、この人が面倒を見てくれていたら。
もう少し続けていられたんじゃないか。
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 20:35:05.63 ID:77u9zbx30
律子「えっ?」
P「書類と写真は文句なく通しますが私が面接したら断ります」
64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 20:36:53.49 ID:77u9zbx30
ああ、とため息をついてそれきりになってしまった。
それはずっと感じていたことだ。
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 20:38:36.19 ID:77u9zbx30
プロデューサー志望でいい経験になると思って、
自分が美人でいろいろなことを器用にこなせることを知っていた。
だから、トップアイドルにしてくれるならそれも悪くないと乗っかった。
66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 20:40:08.88 ID:77u9zbx30
P「アイドルにはなるのか、生まれつくのか?
高木社長はなると思ってます。
私は違うと思います。
特別な人間には、そう生まれつくんですよ」
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 20:41:38.03 ID:77u9zbx30
P「そう。尊敬して下さい。
小学生の将来の夢が公務員になってしまったこんなご時世で
アイドルになりたいなんてばかな夢を見ている娘たちですよ。
その夢を見て、胸を張って語ることがどんなにえらくてしんどいことか、
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 20:43:23.18 ID:77u9zbx30
P「単なる事実ですよ。彼女たちは私たちよりずっとずっと偉い」
アイドルを辞めてプロデューサーに専念する、という決断は私を苦しめなかった。
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