51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/24(日) 22:06:43.80 ID:uoOHMsMDO
「戻りました」
事務所のドアを閉じながら言うと、奥から美希が駆け寄ってきた。
「真君スゴいの!」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/24(日) 22:19:01.08 ID:uoOHMsMDO
「これは3人だけの秘密。いいね?」
「うーん……」
そんなに喋りたいのか……。
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/25(月) 02:18:57.07 ID:uFdW4hRDO
「おかえりなさい、真ちゃん」
美希とのやり取りが終わるのを待ってたようなタイミングで、雪歩が声をかけてくれた。
「ただいま雪歩」
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[Saga]
2012/06/25(月) 22:39:18.42 ID:uFdW4hRDO
自分の部屋に戻ると制服を脱ぎ捨て、ジャージに着替えた。
押し入れからニャン太を連れ出し、テーブルの上に座らせる。
それから床の上にあぐらをかいて、ボクは静かに眼を閉じた。
ゆっくりと深呼吸しながら、あのときの感覚を思い出してみる。
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 00:54:28.72 ID:FtaBuhsDO
押し入れを開け、「もう一度」ニャン太を連れ出した。
今度は膝の上に載せ、頭を撫でてやる。
なんだか、不思議な感じだなぁ。
ボクの中での数分前、ニャン太は押し入れの中で寝てた。
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 01:18:12.08 ID:FtaBuhsDO
「そんなのもったいないの!」
8月21日の正午過ぎ。
いつものように3人でベンチに座ってお昼ご飯。
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 01:58:35.35 ID:FtaBuhsDO
そのあとボクは、響と2人でオーディションを受けに行った。
とある有名ボーカリストのバックダンサーを決めるオーディション。
結果は……。
「どうしたんだ真?ぜんぜん踊れてなかったよ?」
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/27(水) 19:02:15.79 ID:KT0GpgrDO
このまま帰宅します、ってメールをプロデューサー宛に送ると、すぐに電話がかかってきた。
自転車をこぐ脚を止めて、ジーンズのポケットから携帯を取り出した。
『どうした真?具合でも悪いのか?』
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/27(水) 19:35:03.69 ID:KT0GpgrDO
晩ご飯後の自分の部屋。
溜まっている夏休みの課題を片付けようと、ボクは机に向かった。
ハズなんだけど……。
「やる気出ないなぁ……」
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/27(水) 19:50:13.08 ID:KT0GpgrDO
「何かあったんですか?」
普通では無い様子のプロデューサーに、なんだか不安な気持ちになる。
『美希が…美希がな……』
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/27(水) 20:04:02.61 ID:KT0GpgrDO
平田記念病院の5階には、美希以外の全員が揃っていた。
「真……」
メガネの奥の眼を真っ赤にしながら、律子がボクを抱きしめた。
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