過去ログ - 超電磁砲は夢をみない
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10:
2012/07/24(火) 11:57:10.69 ID:d42ujU9K0
目尻を弛ませて、「うん、うん」と相槌を打つ母。
両の肩で息をするほど全力でおこなわれる幼子の演説。
 
演説を聞き終えると、母はしなやかな両腕を広げた。
美琴を抱き寄せ 「すごい! すごい!」と白い歯を惜しげもなく見せ笑う。
以下略



11:
2012/07/24(火) 12:01:43.99 ID:d42ujU9K0
「マーマーッ!!」

「ごめんごめん。美琴ちゃんがあんまりにも可愛いこと言うからさ」

「むー」
以下略



12:
2012/07/24(火) 12:03:06.52 ID:d42ujU9K0


 
 きらきらひかる よぞらのほしよ

以下略



13:
2012/07/24(火) 12:04:58.97 ID:d42ujU9K0
「ねえ、美琴ちゃん」

歌を歌い終えた後、美琴を抱きあげた母は彼女の耳元で語る。
夜八時を回り、羊の誘いに負けそうになる美琴。 子守歌のような囁きが更に眠気を強くした。

以下略



14:
2012/07/24(火) 12:05:54.00 ID:d42ujU9K0
お星さま、きらきら輝くお星様。

私が見ている星空を、遠いあの人も見ているだろうか。

お星様、きらきら輝くお星様。
以下略



15:
2012/07/24(火) 12:08:55.68 ID:d42ujU9K0
◆◇◆◇◆

時は流れたが、変わる事もあれば変わらない事もある。
父は相変わらず破天荒に世界を飛び回る、あやしさ100%のおじさん。
母は相変わらずアルコールに白星を上げることが出来ない、駄目……というか残念な大人。
以下略



16:
2012/07/24(火) 12:15:35.28 ID:d42ujU9K0
一章 鉄橋にて空を仰ぐ

学園都市に住まう全ての学生が恋焦がれ待ち焦がれた日が訪れた。
終礼のチャイムが校内に鳴り響くと同時に、脱兎の勢いで教室から抜け出した学生は一人や二人ではなかった。
もはや季節の風物詩ともなった少年少女達の行動を横目に、
以下略



17:
2012/07/24(火) 12:21:23.40 ID:d42ujU9K0
◆◇◆◇◆

学年が上がろうと、学校が変わろうと、少女達が集う秘密基地は変わらない。
白井黒子が通う常盤台中学と、佐天涙子と初春飾利が通う柵川中学のほぼ中間地点にその店は在った。
第七学区の某有名ファストフードチェーンのお店の一角が、美琴達のお決まりのたまり場である。
以下略



18:
2012/07/24(火) 12:28:46.66 ID:d42ujU9K0
「そんなにヤバかったの?」

「御坂さんが勉強を教えてくれているおかげで、なんとか第二志望は合格圏までいけそうなんです。
 ただ、どうしても第一志望の判定があがらないっていう……」

以下略



19:
2012/07/24(火) 12:34:47.62 ID:d42ujU9K0
歓喜と悲哀の表情をくるくると回転させる佐天。
他三名が直ぐに内面を読み取ってしまう程にわかりやすく、彼女の顔にこう書かれていた。
『試験を簡単に突破するコツを教えてもらえれば!! この勉強地獄ともおさらば!!! お帰り私の夏休みぃっ』

「えーと、佐天さん?」
以下略



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