過去ログ - 真「白い夏と黒い財布」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:24:56.72 ID:IiA584goo
「へぇ。でも、黒ってあんまり雪歩らしくないね」

三人でのお喋りって、
下手すると置いてけぼりを食らうから大変。

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:25:55.27 ID:IiA584goo
「あっづいの……とけちゃいそうなの……」

これだけ暑いのだから、誰かがこう言い出すのは予想済みだ。
待ってましたとばかりに、用意済みの提案をしてやった。

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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:26:49.93 ID:IiA584goo
事務所から歩いて三十分。
ようやくたどり着いたお茶屋は、思ってたよりこぎれいなところだった。

「……ここなの?」

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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:27:25.09 ID:IiA584goo
「いつもおばさんがいるのに…」

中を覗く。
確かに、気難しそうなおじさんがカウンターに座っていた。

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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:28:05.39 ID:IiA584goo
「財布?知らないねぇ」

「そうですか……」

おそるおそるおじさんに尋ねると、そっけない返事をされた。
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:29:05.75 ID:IiA584goo

―――――

「あんみつ三つ、お願いします」

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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:29:57.27 ID:IiA584goo
「あのね、ミキ思ったんだけど……」

ボクらのやり取りを見て、美希が言葉を発する。

「うん?」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:30:47.67 ID:IiA584goo
「……雪歩、ここら辺からバス出てないの?」

「うーん……」

「ちょっと調べてみようか」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:31:33.82 ID:IiA584goo
「うーんと、この辺からだと1時間に2本くらい出てるみたい」

携帯に表示された、バスの時刻表をそのまま読み上げる。

「あはっ!やっぱり、ミキの言うとおりだったの」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:32:45.39 ID:IiA584goo
そんな空気の中、注文したあんみつがボクらの前に届けられた。

「さぁ。ちゃっちゃと食べちゃって、はやくバス停に行こうよ!」


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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/18(土) 00:33:59.08 ID:IiA584goo
「ここのあんみつ、おいしいねぇ」

「ミキ、このお店気に入っちゃった!
バスまで時間もあるし、もうちょっとゆっくりしていこうよ!」

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