379:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/26(水) 21:10:33.79 ID:KACDQaODO
一番最初に写ったのは、たくさんの猫達だった。
どこかの廃工場のような場所に彼らはいた。
380:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/26(水) 21:21:14.22 ID:KACDQaODO
次の場面では、虎猫が必死の形相で、何かに馬乗りをしいるようだった。
そして、彼を振り払うように黒い腕が突き出された。
転がっていく虎猫、右目を押さえて、うずくまったまま動かない。
381:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/26(水) 21:34:11.00 ID:KACDQaODO
まどか「な、に今の?」
吐き気が止まらない。
それと同時に、涙が止まらない。
382:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/26(水) 22:22:55.62 ID:KACDQaODO
魔女とクロが正面からぶつかる事はなかった。
ぶつかる瞬間に、クロが真横からぶつかってきたものに押し倒されたからだ。
獲物を見失った魔女は勢いあまって壁にぶつかり、めりこんでしまった。
383:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/26(水) 22:35:42.30 ID:KACDQaODO
まどか「かぐらちゃん……」
猫の言葉を知らないまどかには、その全てを理解することはできなかったが、かぐらがクロを救ってくれたことは分かった。
384:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/26(水) 22:54:26.28 ID:KACDQaODO
聞いた事がある声と共に、黒い何かがクロに向かって投げ込まれた。
左手を伸ばし、クロはそれを横になったまま掴みとる。
────それは、あの時使った改造銃と同じ形をしていた。
385:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/27(木) 00:42:52.37 ID:Utc8c4XDO
結界が崩れるのは突然のことで、いつの間にか、まどか達は、元の廃工場に立っていた。
奇行を行っていた人々は皆倒れたままになっていたが、原因とおぼしき魔女を倒したことで心なしか、穏やかな顔で眠っていた。
勿論、志筑仁美もそうだ。
386:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/27(木) 00:54:47.15 ID:Utc8c4XDO
誰もが満足そうな顔をしていたが、一人だけ、さやかだけが、何か思い詰めた顔をしていた。
そして、あたかもタイミングを見計らっていたかのように彼が動き出した。
QB「流石だったよクロ。やっぱりボクもまだまだだね。君もしっかりと魔女を退治できるんだ」
387:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/27(木) 01:12:41.64 ID:Utc8c4XDO
さやか「人…殺し?」
空気が一変した。
まどかも、暁美も反応することができないスピードで、場が凍り付く。
388:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/27(木) 01:24:47.90 ID:Utc8c4XDO
────一日後・病院の屋上
一人の少年が、高いフェンスの前で車椅子に座っていた。
389:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/27(木) 01:26:25.76 ID:Utc8c4XDO
第二話、こんな感じです。
次は三話ですね。
話暗くなるかもしれません。
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