過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
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144: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:04:42.06 ID:2saX7b470

――勇者中尉ら第21乗馬警邏隊と避難民らが燃え盛る北方中都へと
――到着したのと同日の、数時間前の事であった

歩哨二等兵「……ありゃ?」
以下略



145: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:05:15.08 ID:2saX7b470

歩哨二等兵はレンズ越しに見えた『なにか』をそう認識し、驚きの声をあげた。
コウモリ然とした翼に、深緑色の鱗、蛇の様に長い首、そして、角の生えた鰐に似た頭部。
あれは……『竜種』の『ワイバーン』だ!恐らく、間違いあるまい!

以下略



146: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:06:25.32 ID:2saX7b470

歩哨二等兵「……なんてこった!魔族の連中がこんなところまで!」
歩哨二等兵「歩哨伍長どのーー!歩哨伍長どのーー!」

歩哨二等兵は、一番近くの上官の名を叫んだ。
以下略



147: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:06:56.84 ID:2saX7b470

歩哨達が最初のワイバーンを発見してから数分と経たず、次のワイバーンが出現し、
それを皮切りに、次々とワイバーンの数が増えていくのが見えたのだ。

歩哨伍長「ひい、ふう、みい……二十騎」
以下略



148: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:07:55.74 ID:2saX7b470

――だがそれは、人間側に竜騎士を迎撃する為の用意が整っている場合の話だ

歩哨伍長「マズイぞ」

以下略



149: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:09:53.52 ID:2saX7b470

歩哨伍長が手近な兵士達に号令を発し、喇叭卒が集合ラッパをかき鳴らす。
こちらの姿が見えたのか、竜騎士の内の一騎が、彼らの方に近づいているのが見えたのだ。

手近な歩兵達は集結し、三列横隊を組んだ。
以下略



150: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:10:23.44 ID:2saX7b470

敵の竜騎士が、距離500メートル付近にまで接近してくる。

歩哨伍長「ん?」

以下略



151: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:10:50.71 ID:2saX7b470

目玉が飛び出す程に目を剥き、絶叫した歩哨伍長らの方へと、
ワイバーンに括りつけられた『発射機』より発射された『あるもの』が、
伍長達へと一直線に飛来し――

以下略



152: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:11:59.20 ID:2saX7b470

――大陸暦1864年
魔帝国側の宣戦布告なしの武力侵攻により始まった、
魔帝国対連邦共和国の『第四次北部戦争』は、長い大陸の歴史において幾つもの新しい展開が見られた

以下略



153: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:13:06.19 ID:2saX7b470
今日はここまで

この物語におけるロケットは基本的に、凄く大きくて兵器として使えるロケット花火で、
いわゆる近代ロケットとは別物なので、その点にご留意ください

以下略



154: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:15:35.17 ID:2saX7b470
参考画像

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