745:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/20(木) 23:09:58.85 ID:tOg9VqEDo
麻季は真剣に誠実に育児に取り組んでいた。それは確かだったしそんな妻に僕は感謝し
ていたけれど、それにしてももう少し肩の力を抜いた方がいいのではないかと僕は考えた。
そしてそのそのせいで何度か麻季と言い争いになったこともあった。
746:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/20(木) 23:13:38.99 ID:tOg9VqEDo
それに麻季は奈緒人だけにかまけていたわけではなかった。この頃の僕はちょうど仕事
を覚えてそれが面白くなっていた時期でもあったし、少しづつ企画を任されて必然的に多
忙になっていった時期でもあった。だから育児に協力したいという気持ちはあったけど、
実際にはニ、三日家に帰れないなんてざらだった。なので出産直後のように奈緒人をお風
747:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/20(木) 23:19:18.14 ID:tOg9VqEDo
この頃の麻季の僕に対する愛情は疑う余地はなかったけど、やはり夜の夫婦生活の方は
レスのままだった。奈緒人が一歳の誕生日を迎えた頃になると育児にも慣れてきたのか麻
季の表情や態度にもだいぶ余裕が出てきていた。以前反省して自分に約束したとおり僕は
麻季に拒否されてから今に至るまで彼女を求めようとはしなかったけど、そろそろいいの
748:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/20(木) 23:21:20.75 ID:tOg9VqEDo
そのとき麻季が突然泣き始めた。
「悪かったよ」
749:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/20(木) 23:24:00.45 ID:tOg9VqEDo
混乱する思考の中で僕は麻季に抱きつかれた。僕の唇を麻季がふさいだ。そのまま麻季
は僕を押し倒して覆いかぶさってきた。
「おい、よせよ」
750:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/20(木) 23:29:04.19 ID:tOg9VqEDo
「みんなすごいんですね」
「君だって立派に子育てしてるじゃん。誰にひけ目を感じることはないさ。それにとても
幸せそうだよ」
751:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/20(木) 23:32:57.54 ID:tOg9VqEDo
回数の問題じゃない。確かに慣れない子育てに悩んでいる麻季を仕事にかまけて一人に
したのは僕だった。でも心はいつも麻季と奈緒人のもとを離れたことなんてなかった。
麻季だって寂しかったのだ。仕事中に頻繁に送られてくるメールだって今から思えば寂
752:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/20(木) 23:33:48.15 ID:tOg9VqEDo
今日は以上です
お付き合いいただいてありがとうございます
753:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/21(金) 00:33:32.51 ID:EVkLTQ/0o
いまこの女に優しい言葉かければほいほいヤらしてくれそうだな
ただしブサメンはry
754:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/21(金) 00:43:25.97 ID:4X2KaLm3o
乙 続きが気になる
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