過去ログ - 王様「勇者が死んだ?」 賢者「はい」
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112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/19(水) 00:24:37.01 ID:i4h0M0OX0




秋の森の小路を、二人は行く。
以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/19(水) 00:26:08.82 ID:i4h0M0OX0
時折、少女は賢者に、冒険の話をせがむ。

賢者の語る勇者は、少女の知らない、兄の姿だった。

それは少女にとって、少し気恥ずかしく、けれど誇らしく、……何よりとても楽しい冒険譚だった。
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114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/19(水) 00:27:13.10 ID:i4h0M0OX0
恐ろしい魔物たちの話。

風変わりな国の話。

馬鹿馬鹿しい事件、悲劇的な死。
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115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/19(水) 00:28:27.06 ID:i4h0M0OX0
賢者「宿のランプの下で、その女性を見てみると……」

少女「……」ゴクリ

賢者「……顎にはくっきりと、青々とした髭の剃り跡が――……」
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116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/09/19(水) 00:32:28.78 ID:i4h0M0OX0
勇者の死は、賢者を苦しめていた。

勇者について語るとき、賢者の心には、必ず、その死と絶望がよぎる。


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117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/19(水) 00:32:56.32 ID:i4h0M0OX0
少女「『男は大抵、そんなもん』ってことは」

賢者「……」

少女「……賢者様も、やっぱり? その、兄さんと一緒に、夜、街で……」
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118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/19(水) 00:33:46.83 ID:i4h0M0OX0
賢者「やっぱりだ……、すごいな……こんな場所に生えているなんて……」

少女「賢者様、なんです? この実。食べられます?」

賢者「食べちゃ駄目だぞ」
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119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/19(水) 00:34:18.63 ID:i4h0M0OX0
賢者(それに……)

賢者(すぐに、必要になる機会も……)

賢者「……一袋くらい、集めていこう」
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120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/19(水) 00:35:42.94 ID:i4h0M0OX0
賢者「……!」

少女「ひゃっ!」


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121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/19(水) 00:37:07.56 ID:i4h0M0OX0
少女「たーひーけてー」

賢者「分かった、分かったから、お前、ちょっと離れろ!」


以下略



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/19(水) 00:37:35.00 ID:i4h0M0OX0




秋の森の小路を、二人は行く。
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