過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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2012/11/27(火) 14:26:47.32 ID:0XXjShCvo
「それができるんだろう?」
今度は、男の声がした。知らない声だ。……いや、知っている声だ。
以下略
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2012/11/27(火) 14:27:14.29 ID:0XXjShCvo
「でも、そうしたところであなたが手に入れられるものなんてなにひとつない」
「そこは、お前に口出しされるところじゃない。それに俺は、別に結果を変えたいわけじゃないんだ」
以下略
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2012/11/27(火) 14:27:56.30 ID:0XXjShCvo
「お前がどうにかしろ。どうにかできる、とお前が言ったんだ。どうにかできなかったら詐欺だ。契約不履行。そうだろ?」
「……でも、わたしにだってできることとできないことがあるんだ」
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2012/11/27(火) 14:28:25.00 ID:0XXjShCvo
「どうして?」
数秒の沈黙のあと、魔法使いがふたたび口を開いたようだった。
以下略
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2012/11/27(火) 14:28:51.04 ID:0XXjShCvo
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2012/11/27(火) 14:29:17.99 ID:0XXjShCvo
「会えてよかった」
と彼女は言った。僕は頷く。
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2012/11/27(火) 14:29:50.68 ID:0XXjShCvo
「それじゃあ、行ってらっしゃい」
と彼女は言った。
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2012/11/27(火) 14:30:18.76 ID:0XXjShCvo
僕は少しの間ためらった。本当に僕は行ってしまっていいんだろうか。それは無責任なことにも思えた。
でも、僕はそもそも何かに責任を取ることなんてできない。
僕はただ放り出され、そして流れに身を委ね、そして行きついただけなのだ。
以下略
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2012/11/27(火) 14:30:47.68 ID:0XXjShCvo
緑色の扉をくぐる。ぶよぶよとした皮膜をくぐり抜ける感触。
視界と意識が光に包まれる。どっちが上でどっちが下なのか、どっちが前でどっちが下なのか、分からなくなる。
僕の思考の流れは感覚的な情報に奪われる。考えることは困難だった。それは長い感覚だった。
以下略
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2012/11/27(火) 14:31:16.33 ID:0XXjShCvo
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