過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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638:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 05:05:20.31 ID:1M2++lwbo

 だからまず、叔父bに会わなくてはならない。
 そして、上手にお兄ちゃんと引き合わせてみないと。

「……」
以下略



639:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 05:06:04.11 ID:1M2++lwbo

「ここ、どこ?」

「見覚えない?」

以下略



640:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 05:07:09.98 ID:1M2++lwbo

「お前が俺に手伝わせたいことって、具体的には何をするんだ?」

 わたしは答えようとして、でも答えが分からなかった。
 わたしは自分でもよくわかっていないのだ。
以下略



641:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 05:07:36.16 ID:1M2++lwbo

 でもわたしの思考は疑問を取り合わず、足は付近の公園を目指した。
 なぜかは分からない。  
  
 そして、そこには叔父bが居た。
以下略



642:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 05:08:13.90 ID:1M2++lwbo

「少しね」

 と彼は言う。

以下略



643:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 05:08:51.18 ID:1M2++lwbo

 彼はとにかく休みたいと言った。わたしは釈然としない気持ちを抱えつつも、頷く。

「とにかく移動しましょうか。屋根のあるところじゃないと、たしかに落ち着かないしね」

以下略



644:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 05:09:36.01 ID:1M2++lwbo

 店に入ってすぐに注文をすると、叔父bはきょとんとした目でわたしを見た。食欲はないらしい。
 彼の表情は、最初会ったときとは違う。
 なんなんだろう? 不自然だ。
 
以下略



645:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 05:10:03.33 ID:1M2++lwbo

 彼が店を出てすぐに雨がぽつぽつと振り始めた。
 わたしは少し申し訳ない気分になったけど、それよりも目の前の人のことが気になった。 

「薬局、すぐそこだから、そこに傘売ってると思うんだけど……」
以下略



646:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 05:11:22.32 ID:1M2++lwbo

「……この世界の"僕"は、この街に住んでるよね」

 わたしは少しびっくりした。既に「あの世界」と「この世界」という区別がついているうえに、自分の存在すら認めている。 
 また、それが自分のものとは違う、パラレルワールドにおける自分だというところまで理解しているらしい。
以下略



647:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 05:12:36.32 ID:1M2++lwbo

「ところで、ひとつ聞いてもいい?」

 沈黙に耐えられなくなって、わたしは口を開いた。 

以下略



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