過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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827:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:03:43.73 ID:Y3rLkBTKo




 
以下略



828:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:04:13.26 ID:Y3rLkBTKo

 その整理はなんのために必要だったのか?
“お兄ちゃん”と彼女が呼んだ人のために必要なのか?
“彼女”のために必要だったのか?
 あるいは“もうひとりのお兄ちゃん”と呼ばれた人物?
以下略



829:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:04:39.56 ID:Y3rLkBTKo




 魔法の生贄になるということについて注釈が必要だろう。
以下略



830:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:05:16.25 ID:Y3rLkBTKo

 魔法使いの魔法には、「イケニエ」のルールがあった。
 生贄は本来、願いを言って魔法を発動させた張本人の役目だ。だが、この魔法に“巻き込まれた人間”がいる場合はその限りではない。
“巻き込まれた人間”に、イケニエの役割を押し付けることができる。

以下略



831:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:05:43.25 ID:Y3rLkBTKo

 魔法使いによると、魔女もまた、死ぬ直前だったところを“巻き込まれた”らしい。
 つまり彼女が生贄になれば、未来の彼女は死なないが、魔女は死んだ。
 
“彼”もそのことには気付いているようだった。
以下略



832:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:06:11.69 ID:Y3rLkBTKo

 消去法。

 僕以外はすべて“姪”なのだから。
 彼は“僕”をイケニエにするべきだった。
以下略



833:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:08:35.47 ID:Y3rLkBTKo




「僕がイケニエになった場合――」
以下略



834:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:09:02.34 ID:Y3rLkBTKo

「あなたはあの子が好きだったんでしょう?」

「別に、そうでもない」

以下略



835:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:09:41.50 ID:Y3rLkBTKo

 たとえば。
 魔女=少女は、最初に財布を拾う。
 つまり、少女としてあの世界にやってきたとき、帰る直前に財布を拾う。
 そしてそれを魔女としてやってくるときまで、大事に持っていた。
以下略



836:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:10:07.70 ID:Y3rLkBTKo

「それ、大事な話?」

 僕は頷くかどうかを迷って首をかしげた。

以下略



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