222: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:10:52.99 ID:YzhxCR+d0
……た、確かにちょっとくすぐったいな。
える「はぁ……。モフモフです……」
千反田のうっとりとした声が聞こえる。
223: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:11:35.97 ID:YzhxCR+d0
や、待て。それは何だか……、まずい。
俺は恥ずかしさとくすぐったさで、身をよじる。
だが千反田は、なおも息をすることをやめない。
224: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:12:12.96 ID:YzhxCR+d0
里志「そう言えばさ」
里志が言う。
里志「ホータローの髪、ずいぶん伸びたよね。そろそろ切った方がいいんじゃないかな」
225: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:13:00.84 ID:YzhxCR+d0
摩耶花「何だったらわたしが切ってあげよっか?」
奉太郎「伊原が?」
思わず伊原の方を向く。
226: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:13:52.53 ID:YzhxCR+d0
里志「じゃあ決まりだね。いつにする?」
楽しそうに里志が言う。何でこいつが仕切ってるんだか。
奉太郎「土曜日の放課後はどうだ?」
227: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:14:37.86 ID:YzhxCR+d0
そして土曜日の放課後がやって来た。
俺たち四人は、揃って俺の家へ向かう。
俺はムスッとしていた。
228: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:15:34.17 ID:YzhxCR+d0
そうこうしてるうちに、俺の家へ到着する。
奉太郎「まあ、入れよ」
里志「お邪魔しまーす」
229: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:16:32.01 ID:YzhxCR+d0
摩耶花「さて、と。じゃあそろそろ始める?」
里志「まずは場所の確保からだね」
える「ここでするんですか?」
230: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:17:25.86 ID:YzhxCR+d0
える「じゃ、じゃあ……」
千反田がススッと前に歩み出る。
やっぱり来るのか……。
231: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:18:09.79 ID:YzhxCR+d0
摩耶花「お別れの儀は済んだ?」
える「はい、堪能しました。しばらく会えないのは残念ですけど……。
でもこの感触を胸に、その日まで生きていけそうです」
232: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/21(金) 22:18:58.95 ID:YzhxCR+d0
奉太郎「そうだな……。あんまりバッサリやらないでくれ。ちょっとスッキリすればいい」
霧吹で髪に水を吹きかけられながら言う。
摩耶花「了解。少しずつ様子を見ながらやるわね」
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