103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/02(火) 11:21:17.54 ID:lh9psmHso
「おおまじめさ」キュゥべえが答えた。
「へんね、どこか立入禁止の場所がある時は必ず理由を説明してくれるのに……森には危険な動物がたくさんいるし、それは誰でも知っているわ」
マミがしかめ面でダンブルドアを見ながら言った。
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/02(火) 11:22:54.61 ID:lh9psmHso
突然みんなが止まった。
前方に杖が一束、空中に浮いていた。監督生が一歩前進すると杖がバラバラと飛びかかってきた。
「ピーブズだ」と監督生が一年生にささやいた。
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/02(火) 11:25:31.51 ID:lh9psmHso
「ピーブズには気をつけたほうがいい」
再び歩き出しながら監督生が言った。
「ピーブズをコントロールできるのは『血みどろ男爵』だけなんだ。僕ら監督生の言うことでさえ聞きゃしない。さあ、着いた」
106:今日はここまで。訳については気にしない方向で[saga]
2012/10/02(火) 11:26:51.31 ID:lh9psmHso
「すごいごちそうだったね」
さやかがカーテンごしにまどかに話しかけた。
「スキャバーズ、やめろ! こいつ、私のシーツをかんでいる」
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県)[sage]
2012/10/02(火) 15:42:04.81 ID:xrD8R2QP0
乙。
このスレははじめて見たけど素晴らしいな!支援!
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/10/02(火) 19:52:00.73 ID:n+W4KJPDo
乙
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/10/02(火) 21:28:58.98 ID:lh9psmHso
小説版読んだことないからwikiの台詞集見て一人称書いた。
なにか希望があったら言うだけでも言ってみて。
おりこだと杏子は「あたし」なんだよね。
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/10/03(水) 07:42:20.56 ID:JWhaZeeOo
そういやハリポタ文庫本版が新しく出てるよね
集めようか悩む
111:ここは読み飛ばしてもよか ◆fG4qOWmicojn[saga]
2012/10/03(水) 11:00:57.93 ID:X0qTmPMjo
ホグワーツには百四十二もの階段があった。広い壮大な階段、狭いガタガタの階段、
金曜日にはいつもと違うところへつながる階段、真ん中あたりで毎回一段消えてしまうので、忘れずにジャンプしなければならない階段……。
扉もいろいろあった。丁寧にお願いしないと開かない扉、一定の場所をくすぐらないと開かない扉、
扉のように見えるけれど実は硬い壁が扉のふりをしている扉。物という物が動いてしまうので、
どこに何があるのかを覚えるのも大変だった。肖像画の人物もしょっちゅう訪問し合っているし、
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/03(水) 11:03:02.15 ID:X0qTmPMjo
ピーブズよやっかいなのは、管理人のアーガス・フィルチだった。
一日目の朝から、三人は根性悪のフィルチにみごとに大当たりしてしまった。道に迷ったといっても信用しない。
わざと押し入ろうとしたに違いない、地下牢に閉じ込めると脅された。
その時は杏子が必死で言い訳したおかげで見逃された。
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/03(水) 11:04:37.05 ID:X0qTmPMjo
やっとクラスへの道がわかったら、次はクラスでの授業そのものが大変だった。
魔法とは、ただ杖を振っておかしなまじないを言うだけではないと、三人はたちまち思い知らされた。
水曜日の真夜中には、望遠鏡で夜空を観察し、星の名前や惑星の動きを勉強しなければならなかった。
週三回、ずんぐりした小柄なスプラウト先生と城の裏にある温室に行き、「薬草学」を学んだ。
180Res/135.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。