過去ログ - やよい「プロデューサーと13人の魔女」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:02:33.21 ID:Tn9SYEQBo
・SS速報は初です。
・マガジンで連載中の「山田君と7人の魔女」の設定を使用しています。一部違う部分もあります。
・「山田君〜」の登場人物は出ません。
・エロは番外であります。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:04:53.19 ID:Tn9SYEQBo
プロデューサーとして仕事に打ち込むこと1年、入社当初は全員無名だったアイドルたちも、今では日本中が憧れる大人気アイドルになった。
その過程で担当アイドルの一人、高槻やよいと交際することになったのは、俺のこれまでの人生の中で1,2を争う幸運だろう。
優しくていい子で料理もうまい最高の彼女…
ただ一つだけ、頑なに口付けを許してくれないことを除けば最高の彼女…

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:06:52.10 ID:Tn9SYEQBo
「いいわねぇ、二人とも仲良しで…」

まだ仕事の残っている音無さんが微笑ましさと羨ましさをない交ぜにしたような表情でこちらを見ている。

「もうっ、小鳥さん! からかわないでくださいっ! プロデューサーもです!」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:09:39.25 ID:WKeKDIFFo
「プロデューサー、今日のご飯はなにがいいですか?」

「ん? 今日は実家の晩飯、大丈夫なのか?」

「はいっ! アイドルのお給料がいーっぱい残ってるのと、お父さんのお仕事が見つかったので、今日からお母さんがお家にいるんです!」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:12:15.76 ID:WKeKDIFFo
「どうして、キスだけはダメなんだ?」

「…」

俺も健康な男だし、それなりに長く付き合っている彼女が泊まりにくれば…そういう雰囲気にもなる。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:14:38.03 ID:WKeKDIFFo
「プロデューサー、信じられないかもですけど…」

「やよいがそんなに真剣になって言うことだ。なんだろうと俺は信じるよ」

やっと口にした言葉は今まで聞いたことがないくらい頼りなさげだ。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:16:18.88 ID:WKeKDIFFo
いや、というか…そんなことより…

「ちょっと待て、何でそれを…知ってるんだ…!?」

記憶が正しければ俺はやよいとキスをしたことなど一度たりともない。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:18:29.30 ID:WKeKDIFFo
「それで私も伊織ちゃんも明らかにおかしいって思ったので…何度か試したんです。私と一度キスすると伊織ちゃんが私のことを大好きになって、もう一度すると元に戻る…伊織ちゃんはとりこの能力って名付けてました」

「で、でも伊織がたまたまって可能性も…」

言いかけて気付く。やよいは初めに『皆』と言った。そしてその後にも『初めてしたのは』と…
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:19:37.42 ID:WKeKDIFFo





以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:23:20.17 ID:DQoQdTaKo
…何とか逃避から帰還して血にも等しい言葉を絞り出す。

「そうだな、やよいから見れば俺はただのおっさんだもんな…同年代の男の子と付き合った方が…幸せになれるよな…正直に言えば、辛いけど…俺のことは忘れて幸せに…」

これは、涙…? 泣いているのは…俺…?
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:28:45.31 ID:I4W0WKquo
「その時にこの力のことを思い出して……効果は抜群でした。ミルクをあげてもお気に入りの玩具をあげても泣きやまなかったのに、たった一度キスしただけで…」

やよいはおびえるように自らの体をかき抱く。

「疲れてたなんて言い訳でしかありません。私は人の、家族の気持ちを弄ぶようなことをしてしまったんです…!」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:32:35.46 ID:I4W0WKquo
「もしも…もしもですよ…? 私やプロデューサーが覚えていない時にキス、しちゃってたら…?」

考えてもみなかった。千早とは事故で接触しただけで能力が発動したらしい。
寝ている時に一瞬触れ合った、なんて可能性まで考えれば俺のこの想いがやよいの力によるものではないとは…言いきれない。

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:34:52.03 ID:I4W0WKquo
唇の感覚が麻痺しかける頃、やっと身を離すともうやよいの涙は乾いていた。

「プロデューサー、ありがとうございました」

「ん」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:36:21.69 ID:I4W0WKquo
「ふー…うまかったー」

「おそまつさまですっ」

やよいの手料理をお腹いっぱいになるまで堪能し、幸せな気持ちと共に横になる。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:38:24.73 ID:I4W0WKquo
「私、さっきからおかしいんです。キスした後からプロデューサーのこと好きって気持ちがどんどん膨らんでて…」

「えーと、キスしたから俺のことをもっと好きになった…とか?」

「そういう感じじゃないんです。なんだか怖いくらいで…それに私だってキスする前からプロデューサーのことすっごく好きでした! 限界なんて超えちゃってるくらいに!」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:42:18.38 ID:rh21Ep6io
「私…プロデューサーのこと想うだけでこんなに…でもいくらなんでもおかしいですっ!」

羞恥と必死さだろう…暗闇の中でも分かるほどやよいは顔を赤くしている。
正直、ここまでされて俺のモノは痛いくらいに硬くなっていた。それでも戸惑っている様子のやよいのため、理性を必死に働かせようと努力する。
健闘空しくまともな言葉が出てこない。脳内の選択肢から比較的穏便なものを選択、掴まれていない手でやよいを抱き寄せ、キスをした。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/10/04(木) 23:48:15.76 ID:Tn9SYEQBo
「ごめんなさい…私のせいで、ややこしいことになっちゃって…」

申し訳なさそうにするやよい。
確かになんだかややこしいような気もする。だえも

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/10/04(木) 23:55:32.13 ID:Tn9SYEQBo
とりあえず今回の投稿はここまでにしておきます。
IDがころころ代わってすみません…なんでだろう…

感想、質問、指摘、批判等ありましたら是非。
書きためが尽きるまでは週一くらいでやろうと思ってますので次回は来週。
以下略



19:1[sage]
2012/10/05(金) 00:30:29.18 ID:LykHVZDLo
修正です。

>>17
×だえも○でも


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage]
2012/10/05(金) 01:55:12.99 ID:4UijqxLRo

原作もアイマスも好きだから期待


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage]
2012/10/05(金) 16:52:37.59 ID:SKDilXlVo
VIPでチラッとやってたよね?
なんにせよ期待してる
おつおつ


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