過去ログ - 【マテリアル・パズル】魔法少女マテリアル☆まどか【まどマギ】
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:28:22.89 ID:ZicMnp380
「もうそろそろ美樹さんのところに着くはずよ、急ぎましょう」
まどかの手を引き、歩き出そうとするマミ。
けれどまどかはどこかを見つめたまま、動こうとはしなかった。
「……鹿目さん?」
訝しげに問いかけたマミに、まどかは我に返ったように振り向いた。
以下略
7
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:29:33.90 ID:ZicMnp380
暁美ほむら。彼女もまた魔法少女であった。けれど、その行動には多くの謎がある。
あたかもそれは、新たな魔法少女が生まれることを阻止しようとしているように見えた。
魔女を退治することにも非協力的で、それがマミに不信感と敵意を抱かせていた。
「言ったはずよね。二度と会いたくないって」
以下略
8
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:30:10.80 ID:ZicMnp380
「なんだったんだろうね、今のは」
少女の声。
それは先ほどの三人のものと同じか、もしくはもっと幼いかもしれない声。
魔法少女同士の交錯の一部始終を見届けて、声の主は訝しげに呟いた。
「気がついたら変なトコに飛ばされてるし、おまけに妙なガキどもまで出てくるしさ。どーしたもんかね」
以下略
9
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:31:00.46 ID:ZicMnp380
「……まさか、美樹さやか以外にも、巻き込まれた人間がいたなんて」
その事実もまた、ほむらを驚愕させた。
「ちょっとー、あたしが質問してるんだけど?ちゃんと答えて欲しいんだけどー?」
そんなほむらの様子に気分を害したのか、少女の声の刺々しさが更に増す。
状況はよいとは言えない。だが、ほむらにとってはこれは好機でもあった。
以下略
10
:
◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:32:05.07 ID:ZicMnp380
「――だから、何が危険だってのさ?」
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11
:
◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:32:38.52 ID:ZicMnp380
魔女の結界の最奥で、それは静かに脈動していた。
それはグリーフシードと呼ばれる、魔女を生み出す漆黒の種子。
その様子を、青い髪の少女と奇妙な白い生き物が緊張した面持ちで、遠巻きに見守っている。
以下略
12
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:33:12.10 ID:ZicMnp380
お菓子の魔女は、まるで赤子のように頼りなく周囲を見回した後
物陰に隠れて様子を伺っていたさやかとキュゥべえへと視線を向け、その唇を軽く吊り上げた。
「……さやか、願い事は決まったかい?」
マミは未だ現れず、まさに絶体絶命の危機。
キュゥべえはさやかに決断を促した。願いと引き換えに契約し、魔女と戦う定めを背負う。
以下略
13
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:34:22.38 ID:ZicMnp380
「さあ、速攻で片付けるわよ!」
自らを鼓舞するようにマミはそう叫ぶ。
そして魔法の弾丸に射抜かれ、地面に縫い付けられた魔女に向けて駆け出した。
マスケット銃の銃身を握り、まるでゴルフクラブか何かのように銃床を魔女に叩き付ける。
壁際にまで吹き飛ばされた魔女に、続けざまに魔法の弾丸を撃ち込んでいく。
以下略
14
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:35:34.84 ID:ZicMnp380
「もう少しの辛抱よ、すぐに終わらせるからっ!」
二人に言葉をかけると同時に、使い魔の群れを引き寄せてマミは跳躍する。
空中で再びマスケット銃を生み出し、使い魔の群れへと向けて撃ち放つ。
使い魔を打ち砕き、地面に無数の弾痕が刻まれる。だが、その全てを撃破するには至らない。
「まずは邪魔な使い魔から。一気に片付けるわよ!」
以下略
15
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:55:50.11 ID:ZicMnp380
「ティロ・フィナーレ!」
放たれたのは必殺の弾丸。
撃ち貫くと同時に光の帯で捕縛し圧殺する、マミの最大の一撃だった。
以下略
16
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/10/10(水) 23:56:30.64 ID:ZicMnp380
「これは……一体?」
突如としてマミと魔女との間に発生した、激しく迸る光の炸裂。
それはこの場にいた誰にとっても予想外のものだった。
キュゥべえもまた、その表情に驚愕の色を張り付かせて言葉を放った。
「何……何なの、これ?」「そうだ、マミさんはっ!?」
以下略
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