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2012/12/09(日) 09:02:21.66 ID:5ZufbDDxo
さやか「暁美さんは?」
天童「ほむらは、その、私用で」
さやか「私用って、こんなときに」
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2012/12/09(日) 09:03:25.45 ID:5ZufbDDxo
キュゥべえ「外の嵐も、すべてワルプルギスの夜によって引き起こされている現象だ」
さやか「これが……?でも今までの魔女は結界の中にいたのに」
キュゥべえ「結界に守られる必要がないぐらい強いということさ」
352:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/09(日) 09:04:53.68 ID:5ZufbDDxo
さやか「――本当だね?」
キュゥべえ「以前の君は、言ってみれば風船のようなものだ」
キュゥべえ「正義を口にしても、他人のためと言っても。その言葉の中には何も詰まっていなかった」
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2012/12/09(日) 09:05:56.44 ID:5ZufbDDxo
さやか「……恭介」
目を閉じ、うつむいて言うさやか。
強くうなずき、恭介に笑顔を向ける。
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2012/12/09(日) 09:07:05.71 ID:5ZufbDDxo
さやか「――キュゥべえ」
さやか「私の願いは、恭介を事故に遭う前の健康な状態にまで治すこと」
さやか「それが叶うのなら、私は、魔法少女に……なる!」
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2012/12/09(日) 09:07:55.23 ID:5ZufbDDxo
窓を開けるさやか。
風が病室に吹き込み、激しくカーテンをはためかせる。
さやか「叔父さん、後で窓を閉めておいてくれる?」
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2012/12/09(日) 09:08:54.06 ID:5ZufbDDxo
天童「ほむら……。お前は、一人なんかじゃねえ」
天童「だから、どんな命題でも生き延びろ」
天童「神様……。年端も行かねえ女の子たちがけなげに頑張ってんじゃねえか」
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2012/12/09(日) 09:09:49.01 ID:5ZufbDDxo
【12:03/港湾地区】
杏子「この力の差は何なんだよ!」
何度目かの攻撃を弾き返され、カッとなる杏子。
358:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/09(日) 09:11:16.39 ID:5ZufbDDxo
杏子「何だとっ!」
格子状に展開した防御壁が、圧倒的な物量の前に蹴散らされる。
気づいたほむらが援護しようとするが、数発機関銃を撃ったところで弾丸が切れる。
359:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/09(日) 09:12:49.36 ID:5ZufbDDxo
ほむら「巴マミ!佐倉杏子!」
ぴくりとも動かない二人。
ほむら「どうして?……どうしてなの?」
360:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/09(日) 09:13:56.00 ID:5ZufbDDxo
ほむら「美樹さやか……その格好」
さやか「あー、せっかく助けに来たんだからさ。そのフルネーム呼びやめなよ」
さやか「さやかでいいから。あたしはこれから、ほむらって呼ぶ」
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