過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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173
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/17(水) 20:03:19.78 ID:mpXVKIpT0
★
「遅くなりました」
圭介が車椅子を押しながら、
以下略
174
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/17(水) 20:03:57.62 ID:mpXVKIpT0
コツ、コツ、と万年筆でテーブルを叩いていた議長席に座っている老人が、
二人を一瞥して、そして汀の抱いている猫に目を留めた。
しばらくそれを凝視する。
以下略
175
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/17(水) 20:04:46.65 ID:mpXVKIpT0
老人が、沢山いた。
全員鋭い表情で汀を注視している。
そして老人の隣に、喪服を着た女性が座っていた。
以下略
176
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/17(水) 20:05:27.07 ID:mpXVKIpT0
女性に座るように促し、老人は圭介に向けて言った。
「高畑医師。君の上げている業績を、我々は高く評価している。
今この場に、同席してくれたことを、まず感謝しよう」
以下略
177
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/17(水) 20:06:17.33 ID:mpXVKIpT0
そして写真と経歴が載っているページに目を留めた。
まだ若い青年の写真が載っている。
汀がそこで頭を上げて、写真を見た。
以下略
178
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/17(水) 20:06:51.17 ID:mpXVKIpT0
「今回のクライアントは、こちらの秋山早苗女史だ」
「知っています」
資料を自分の方に引き寄せ、パラパラと目を通しながら、
以下略
179
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/17(水) 20:07:36.96 ID:mpXVKIpT0
議長席の老人が、コツ、コツと万年筆でテーブルを叩いて、
彼らを黙らせてから言った。
「意外だな。もう少し話を聞かなくてもいいのか?」
以下略
180
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/17(水) 20:08:17.15 ID:mpXVKIpT0
「今回のダイビング(治療)は、マスコミにも大きく報道されている。
注目されている一件だけに、失敗は許されない。
その意味は、理解していただけるな」
「はい」
以下略
181
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/17(水) 20:08:54.51 ID:mpXVKIpT0
「我々に、その死刑囚を救えと?」
「ああ、そうだ」
老人が、ゆっくりと頷く。
以下略
182
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/17(水) 20:09:33.32 ID:mpXVKIpT0
「まぁ、いいでしょう。
それで、この場にこの子を呼んだ理由を教えていただきたい」
老人達がざわつく。
以下略
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