過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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421:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:23:06.70 ID:v+tkSpTq0
「あぁそれと、その高畑とかいう男」

「…………」

「やはり、正規の医師ではない。
以下略



422:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:23:46.08 ID:v+tkSpTq0


汀の体調が回復したのは、それから一週間経ってのことだった。

しかし、いまだ微熱が続いている。
以下略



423:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:24:23.42 ID:v+tkSpTq0
中には子供一人しかいない。

そこで汀は、椅子に座って折り紙を折っていた女の子に目を留めた。

「理緒ちゃん……?」
以下略



424:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:24:56.34 ID:v+tkSpTq0
力なく頷いた汀の車椅子を、圭介は理緒に渡した。

「頼む。俺は行くところがある。君がケアしてくれ」

「は……はい! 分かりました!」
以下略



425:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:25:27.07 ID:v+tkSpTq0
理緒が不思議そうにそう呟くと、
汀はぼんやりとした視線のまま口を開いた。

「知らないよ、圭介なんて」

以下略



426:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:33:20.28 ID:v+tkSpTq0


「元老院の要請で参りました、高畑と申します」

圭介がそう言って、薄暗い部屋の中、
以下略



427:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:34:09.07 ID:v+tkSpTq0
そこで、圭介と対角側に座っていた大河内が口を開いた。

「……時間が惜しい。打ち合わせを続けましょう。
今回のダイブには、英国のメディアもかなり注目しています。
一刻も早く結果が欲しい」
以下略



428:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:34:56.97 ID:v+tkSpTq0
医師達が、口をつぐんで大河内を見る。

「現在自壊型自殺病の第二段階を発症。
それに加え、防衛型自殺病の第一段階を併発しています。
英国の医療機関では治療が困難と判断され、一週間前、
以下略



429:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:35:36.51 ID:v+tkSpTq0
「防衛型自殺病、第二段階症状前期兆候の確認がなされています」

「防衛型と自壊型の併発……か」

そう呟いて、圭介は口の端を小さくゆがめた。
以下略



430:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/19(金) 19:36:31.37 ID:v+tkSpTq0


施術室に汀と理緒が入ったのは、それから二時間程してのことだった。

汀は眠そうに、コクリコクリと頭を揺らしている。
以下略



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