過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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654:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:35:18.74 ID:NmcSo/nB0
★Karte.9 name★

「汀ちゃん、しっかりして! 汀ちゃん!」

担架に乗せられて運ばれていく汀を、
以下略



655:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:36:07.97 ID:NmcSo/nB0
「大丈夫だ死なない! 私がついている!」

大河内がそう言って汀の右手を握る。

担架を冷めた目で見ながら、施術室の扉に、
以下略



656:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:36:46.82 ID:NmcSo/nB0
飄々と返した圭介に、ソフィーはバンッ! と
壁を平手で叩いて怒鳴った。

「私一人でも治療できました!
ドクターだって仰っていたではないですか、これは『競争』だと。
以下略



657:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:37:26.59 ID:NmcSo/nB0
「何ですって!」

「君の事は、よく知ってる。調べさせてもらったからな。
この患者は、特異D帯Cタイプだ。その意味が分かるな?」

以下略



658:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:38:03.16 ID:NmcSo/nB0
「この件は正式に元老院に抗議させていただきます。
ドクター高畑。
あなたはマインドスイーパーを何だと思っているのですか?」

歯を噛みながらそう言ったソフィーを、意外そうな顔で圭介は見た。
以下略



659:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:38:49.64 ID:NmcSo/nB0
「道具は文句は言わない。もし言ったとしても、
それは道具の戯言であって、ただのノイズだ。
道具はただ、俺の思うとおりに動いていればいい」

圭介はせせら笑いながら、鉄のような目でソフィーを見た。
以下略



660:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:39:34.52 ID:NmcSo/nB0


「薬で眠らせてある。大丈夫だ。
精神世界と現実世界の区別がつかなくなって混乱していただけだ」

以下略



661:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:40:12.79 ID:NmcSo/nB0
「気にするな。俺も確実なナビが出来なかった。
君一人の責任じゃない」

「高畑先生……私、やっぱり……」

以下略



662:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:40:48.72 ID:NmcSo/nB0
圭介はそう言って、理緒の手を握った。

「汀を頼む。この子には、ストッパーが必要だ。君のような」

「すみません……ありがとうございます……」
以下略



663:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:41:23.74 ID:NmcSo/nB0
「何を根拠に……」

大河内は、そこで入り口に立ってこちらを睨んでいる
ソフィーに目を留めた。

以下略



664:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:41:58.39 ID:NmcSo/nB0


圭介と大河内が病室を出て行き、
ソフィーは椅子の上に無作法に胡坐をかいて、汀を睨んでいた。

以下略



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