過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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814:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2012/10/24(水) 18:40:52.07 ID:hxPVvMZAO
高畑医師はぞっとするほど冷たい目つきや醜悪な微笑を浮かべるのに柔和な顔って、想像が難しいな。

かけ離れたイメージだけど、アンソニー・ホプキンスとか…?



815:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:44:16.40 ID:vFBSZDNN0
こんばんは。



圭介は決して格好いい男性というわけではありませんが、
以下略



816:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:45:59.97 ID:vFBSZDNN0


ハワイのビーチで、岬は楽しそうに水を足で蹴っていた。

それを、椰子の木の下で膝を抱えていた少年が見つめている。
以下略



817:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:46:59.50 ID:vFBSZDNN0
「そうなんだ」

一貴の隣に腰を下ろし、岬は病院服の裾を直した。

そして、ジーンズにTシャツ姿の一貴を、不思議そうに見る。
以下略



818:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:47:49.36 ID:vFBSZDNN0
目を丸くした岬にそれを放って渡し、一貴は息をついた。

「こんなことも」

彼は砂の中に手を突っ込んだ。
以下略



819:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:48:32.90 ID:vFBSZDNN0
しかし、そこにはただ、真っ白い珊瑚礁の砂があるだけだった。

「あたしには出来ない……」

残念そうに呟いた彼女に、一貴は日本刀を脇に置いて続けた。
以下略



820:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:49:09.47 ID:vFBSZDNN0
「コントロールだよ。夢の。
何もかもを『思い込む』柔軟性が必要だ……
訓練である程度は出来るようになると、思う……」

自信なさ気にそう言って、一貴は息をつき、喉の傷口を押さえた。
以下略



821:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:49:47.59 ID:vFBSZDNN0
それを見て、岬は静かに彼の手に、自分の手を重ねた。

「落ち着いて。あたしがいるよ」

「……ああ、そうだね」
以下略



822:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:50:58.64 ID:vFBSZDNN0


「……何だよ……」

顔面をグーで殴られてハンモックから転がり落ちた一貴を、
以下略



823:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:51:36.75 ID:vFBSZDNN0
肩をすくめて、一貴は岬に近づくと、
彼女に被せていたヘッドセットを取り除いた。

そして点滴の針を抜いて、彼女を抱え上げる。

以下略



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