過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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822:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:50:58.64 ID:vFBSZDNN0


「……何だよ……」

顔面をグーで殴られてハンモックから転がり落ちた一貴を、
以下略



823:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:51:36.75 ID:vFBSZDNN0
肩をすくめて、一貴は岬に近づくと、
彼女に被せていたヘッドセットを取り除いた。

そして点滴の針を抜いて、彼女を抱え上げる。

以下略



824:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:52:13.37 ID:vFBSZDNN0
床に座り込んだ一貴に資料を放り、
結城は腕組みをして彼を見下ろした。

「そいつを、岬と二人で『殺して』欲しい」

以下略



825:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:52:44.47 ID:vFBSZDNN0
「多分、対マインドスイーパー用の護衛を連れてる。
どれくらい強力な奴か知らないけど、
岬ちゃんは連れて行かないほうがいいかも」

「機関は、あの子の有用性も証明したいんだよ」
以下略



826:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:53:21.86 ID:vFBSZDNN0

★Karte.11 晴れた空に浮かぶ★

「心に『ロック』をかけてもらいたい」

以下略



827:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:53:57.07 ID:vFBSZDNN0
彼女が抱いている猫、小白も寝ている。

問いかけられた理緒は、頷いて、少し考えた後言った。

「ええと……一年前に、警視庁を退任した警視庁総監のことですよね」
以下略



828:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:54:51.14 ID:vFBSZDNN0
周囲の痛いほどの視線におどおどしながら理緒が言う。

圭介は頷いて、自分の席に座ると、
手を伸ばしてホワイトボードに丸い円を書いた。

以下略



829:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:55:35.09 ID:vFBSZDNN0
聞かれた理緒は、しばらく考えてから答えた。
「その人そのものだと思います」

「正解だ。人間の存在そのものに形を定義することは出来ない。
でも、物質としてこの世に存在している以上、
以下略



830:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:56:13.78 ID:vFBSZDNN0
「まだ実際のところ、世界的にも成功した例はないが、
理論的には可能なんだ。理論といっても単純明快なことだ。
精神中核を、傷つけないように、何か強固なもので守ればいい」

円の中心の丸を、四角い線で囲んで、圭介は続けた。
以下略



831:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:56:44.34 ID:vFBSZDNN0
首を振って、圭介は言った。

「まぁそれは、おいおい話していこう。
今日は二人の『訓練』だ。それに、心強い助っ人も用意した」

以下略



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