過去ログ - まどか「杏子ちゃん、それはちょっと食べすぎじゃない……?」
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66: ◆GnIWQD74f.[saga]
2012/10/25(木) 22:57:08.41 ID:iQRjVnM8o
「お願いします!」

「……最後はあたしが、とっておきの奴をお見舞してやるから楽しみにしてな!」

 佐倉杏子はそう言っていたが、嫌な予感がした私は彼女の事を引き留めた。

「……杏子。貴方の攻撃には私も一緒にサポートするわ」

「んな! ……あたしの力を信用していないってのかい?」

 佐倉杏子は私の支援に対して不満そうにしていた。

「そうではないの。……これにはちゃんとした訳があるから」

 私が悲しみながらそう言うと、佐倉杏子も私に釣られたのか悲しそうな顔になってしまう。

「一体何を……」

「もちろん……。貴方に無茶をさせない為よ」

 私がそう言うと、佐倉杏子は驚いた表情に変わって私から目を逸らした。

「くそ、あの技を知ってやがったか……。分かったよ! 勝手に着いてこい!」

 そして、すぐに佐倉杏子は辛そうな表情へと変わってしまった。

「ええ……。それではみんな! これで最後だから頑張りましょう!」

 私がそう言うと、みんなから威勢のいい返事が返ってきた。
 そして、作戦通り最初に美樹さやかがワルプルギスの夜の上空へと飛び上がり、空中に大量の剣を創り出し、
それらを思いきりワルプルギスの夜目掛けて投げ付ける。

「でりゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

 大量の剣は、ワルプルギスの夜に高速で突き刺さって少し高度が下がる。それから、
巴マミがワルプルギスの夜の前へと移動し、いつも以上に大きい巨大な大砲を創り出して構える。

「私のとっておきの攻撃に耐えられるかしら……? ティロ・フィナーレ!!!」

 巴マミが巨大な大砲の弾を撃ち出すと、彼女はものすごい衝撃と反動によって遥か後方へと吹き飛んでしまった。
 そして、巨大な大砲の弾は見事にワルプルギスの夜に命中して川の方へと大きく動いた。
 かなり魔力を消耗する大技を放った二人は力尽きてしまったのか、そのまま地面へと落下していく。

「くっ……! 二人は無事なのか……!?」

「分からないけれど……。ここで私達が手を差し伸べれば確実にあいつを倒せなくなるわ……!」

「分かってるよ! よし、待ってろよ二人とも……。すぐに終わらせるからな!」

 そして佐倉杏子と私はワルプルギスの夜の前へと移動し、佐倉杏子は巨大な槍を創ってその上に乗って構えていた。

「私もお供するわ」

 そして私は、巨大な槍の上に立つ佐倉杏子のお腹に両腕を回した。

「な……!」

 すると佐倉杏子は驚いたが、そんな事は気にせずに私は話を続ける。

「私が時を停めるから、その隙にタイミングを図りながらあいつに突っ込みなさい!」

「……ああ!」

 私が時を停めて佐倉杏子に合図を出すと、巨大な槍事ワルプルギスの夜目掛けて思いきり突っ込んだ。
 そして、巨大な槍がワルプルギスの夜に突き刺さると同時に私は水面へと落下してからワルプルギスの夜の
方向を定めてから八八式地対艦誘導弾を召喚してから時を動かした。

「杏子! ミサイルを撃ち込むからそこからすぐに退避して!」

「おう、分かった……!」

 だけど、佐倉杏子は疲れているせいなのか巨大な槍の上から動かなかった。

「どうしたの!? ……あなた、まさか!」

「……大丈夫。ちょっと疲れただけだ! ほむら、あんたがミサイルの発射準備をしている間にあたしはここから逃げるから気にするな!」

「……分かったわ」

(このままあいつを倒さなければどの道私達は朽ち果てる運命にある……。だから私は迷わない!)


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