24: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 18:55:23.85 ID:cEU74SRyo
おお、見事に人がいませんね…
まあいいや。投下開始します。
行間開けるのにすこし時間とりますからご了承ください。
25: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 18:56:45.84 ID:cEU74SRyo
タバサが韻竜に乗って行ったあと、残されたキュルケとコルベールは、先ほどのやり取りが嘘であったかの様な真剣な顔つきで対峙していた。
「…もちろん研究じゃないことはわかっているわよね、ジャン?」
「ああ…。実は彼がエルフのもとから帰ってきたときにわたしのもとにいくつかの機械を持ってきてね。それはまたあのエンジンとは違う仕組みだったのでわたしも興奮していたんだ…。あ、その仕組みというのはなにやら雷の力を小さな箱の中に閉じ込めて、一定の力で出力するんだよ。これまでならあののーとぱそこんと同じなんだが、それがまたすごい。エンジンとくみあわせてあのガソリンの減りを……」
26: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 18:57:46.48 ID:cEU74SRyo
彼は話の腰を折られて一瞬悲しそうな顔をしたが、すぐに立ち直ると、
「…というわけで、信じたくはないがサイトくんが誰かとの逢引を夜に行っているのは間違いではないようだ。」
「そうよね……。で、その肝心のお相手なんだけど…どう思う、ジャン?」
27: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 18:59:19.40 ID:cEU74SRyo
「ふぁ……む。」
ティファニアが起きたのは、その日の正午を回ってすぐだった。
彼女が森で生活していたときは、子供たちよりも早く起きて世話をしなくてはならなかったために早起きだったのだが、最近はまだサハラへ行っていたときの疲れが抜けていないのか、このような時間に起床してくることも珍しくはなくなっていた。
しかし、それでもティファニアは根っからの真面目さんらしく、自らがこのような時間に起きたことを察すると顔を青くして、
「いけない、こんな時間に起きちゃうなんて……。いけない、サイトに迷惑をかけてしまうかもしれない。」
28: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 18:59:49.52 ID:cEU74SRyo
「ふぁ……む。」
ティファニアが起きたのは、その日の正午を回ってすぐだった。
彼女が森で生活していたときは、子供たちよりも早く起きて世話をしなくてはならなかったために早起きだったのだが、最近はまだサハラへ行っていたときの疲れが抜けていないのか、このような時間に起床してくることも珍しくはなくなっていた。
29: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 19:00:20.41 ID:cEU74SRyo
すみません、行間入れ忘れました。
>>27は無視でお願いします。
30: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 19:01:23.35 ID:cEU74SRyo
「テファ!!だいじょう……ぶ……」
「ああサイト!よかった、はやくこれを止めるのをてつだってよ!」
才人は目の前の光景を理解するために必死で頭を回転させていた。
31: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 19:02:55.47 ID:cEU74SRyo
「おいこらサイトぉ!!今度はメロンちゃんとなにやってんだよボケ!!このマリコルヌさまも混ぜやがれぇ!!」
「こほん、君にはルイズがいるだろう?だからその果実をこちらに引き渡すんだ!!これは命令だぞ!!」
「うっせえ屑貴族ども。あと壊れるからドアに体当たりしてんじゃねえよ!!」
32: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 19:04:37.66 ID:cEU74SRyo
「うおおお!!終わってる!もう着替えが終わっちまってるじゃねえか!!」
ぶひいいい!!と怒りの声をあげるマリコルヌ。はあ……、とその血走らせた目に落胆の色を浮かべるレイナールやギムリ、ギーシュら水精霊騎士隊の面々にティファニアはすっかりおびえてしまい、小さく震えてうずくまってしまった。
「ほほう、服従するとはいい心がけだな。じゃあさっそくそのスカートちゃんを……」
33: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 19:06:58.76 ID:cEU74SRyo
始祖ブリミルでもこれほどの魔力はなかったんじゃなかろうかと思わせるようなオーラを放ちながら、虚無の担い手の一人、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが、その顔を怒りに震わせながらそこに立っていた。
その殺気を直接あてられ、さしものマリコルヌでさえ恐怖のあまり失神。もとよりビビりまくっていたティファニアなどは、ルイズが入ってきた瞬間に、ひうぅ……という小さなかわいらしい悲鳴とともに意識を遠いアルビオンの森の中へとさまよわせていた。
「……えっと、その。」
34: ◆asJU3gh8ZA[saga]
2012/11/10(土) 19:08:10.49 ID:cEU74SRyo
「はい、お呼びでしょうかご主人様。」
「あなた、わたしのことを好きといったわね?」
「はい、もちろんですご主人様。」
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