過去ログ - 見習い魔法使いのいつもと違う一日
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/05(月) 22:30:42.39 ID:kZDZdb8No

「で。今日はこんな朝早くにどうしたんだい?」
「そうです、大変なんですよ!」

「寝ぼけて魔法で壁に穴開けたとか?」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/05(月) 22:31:08.94 ID:kZDZdb8No

 屋根裏に引き返すと、タビはまだそこで丸まっていた。
 師匠を起こしに下りる前と少しも変わっていない。
 師匠はそれを見てやっぱり眠そうにぼりぼりと頭を掻く。

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/05(月) 22:31:39.19 ID:kZDZdb8No

「そうだっけ?」
「ああ、師匠はいつもおそ起きですから知らないかもしれませんね」

 ふうむ、と師匠は顎に手を当てた。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/05(月) 22:32:07.15 ID:kZDZdb8No

「ちがいますよう。だってわたし、嫌な感じがしましたし」
 リリーがそう言うと、師匠は鋭く目を細めた。
「それは、本当かい?」
「はい」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/05(月) 22:32:33.87 ID:kZDZdb8No

「そんなの分かってますよ。分かってても言わないようにしてたのに!」
 さすがにむかっ腹がたって強く師匠を睨んだ。
 それでも動じてくれないのが師匠なのだが。
「分かってても本人が言えないことは、誰かが代わりに言ってあげなくちゃいけないね」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/05(月) 22:33:30.15 ID:kZDZdb8No

「タビ……」
 タビの体は温かかった。
 いつもは触ろうとすると怒るので、こうやって体温を感じることすらなかったのだけれど。
 なんだかそのぬくもりが無性に悲しい。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/05(月) 22:34:49.31 ID:kZDZdb8No
つづく

短めに話を組んだので、多分三日四日で終わるはず
もしよかったらどうかお付き合いを


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)[sage]
2012/11/05(月) 22:37:58.79 ID:ikuxvg+yo
おつ。面白そう


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/06(火) 18:16:13.35 ID:F7JvMVSIO
ほう


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/07(水) 22:08:44.83 ID:go5bAEUEo

 リリーは勘の良い、というか"見えてしまう"女の子である。
 といっても別にお化けとかは見えない。そういうのはいないと思う。
 けれど、普通の人が気づかないことに気づいたり、知りえないことを知ってしまうことがあるのだ。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/07(水) 22:09:17.62 ID:go5bAEUEo

 そんな人に預けられるのだからまあ、ていよく厄介払いされたと見ることもできる。
 ただ、リリーはそのことについてはあまり考えない。
 考えてももう仕方ないし、魔法の勉強に忙しいのでそれどころじゃなかったから。

以下略



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