17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/29(木) 22:49:02.54 ID:GEmWBkrY0
いや、そもそもこれは地震なのか、そこからまず、疑わしかった。
地震だと言ったひとが、乗客がいたが、それは確かにありえない話じゃあなかったが、俺の頭に引っかかるものが残っていた。
何かが電車を上から殴った。
俺は最初に、そう感じた。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/01(土) 21:05:45.40 ID:kTFBi13f0
申し訳ない。ここはオリジナルはダメなのか
sageるようにする
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/01(土) 22:07:31.29 ID:c5CtRUCAo
いやいやオリジナル禁止じゃないよ
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/01(土) 23:47:11.66 ID:S2Jr+t/Yo
制度上の問題はなかったと思うから続けていいよ、全然
vip派生のここでは珍しいなと思っただけ
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:19:33.12 ID:zeJEQrkI0
そうか
まあ、まったりやります
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:21:34.59 ID:zeJEQrkI0
天井から、金属が変形する音がした。
………何かが天井に乗っているのか?
空気が焦げる匂いが強くなる。
「おい! 止まらないのか!」
近くから男の声が聞こえた。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:23:46.95 ID:zeJEQrkI0
『ジッ』
また違う音が響いた。
スピーカーだ。
『ざ………キャク……………』
おそらくアナウンスなのだろう。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:37:00.02 ID:zeJEQrkI0
天井から吊り下がっている広告「グレートな夏の宝くじ」は、今まさに、パチパチという音を立てて燃えているところなので、一等がいくらなのかわからなくなっていた。
―――べこんッ。
天井がまた音を立てて、凹んだ。
俺の足元まで揺らす衝撃。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:48:43.62 ID:zeJEQrkI0
見ればドアが開き、その向こうにはいつも見ている景色が流れていた。
「………ッ!」
電車が走っているのに、ドアが開いている。
俺は固まったまま、風と夕日を受けて様子を見守るしかなかった。。
どういう理由か知らないが、ドアが開けばそれは脱出のチャンスではあるはずだが、俺はドアに近づくことが
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:53:26.20 ID:zeJEQrkI0
がたん、がたん。
――――窓の外には、川が見えた。
がたん、がたん。
高校に入ってからは通学中に毎日見る川で、俺にとってそれ程思い入れのある川ではないが、それでも休日になると釣り人が集まって来る様子は印象に残っている。
特に驚きもしない、見覚えのある風景。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:55:32.75 ID:zeJEQrkI0
天井を見上げてみる。
ひび割れて配線が見えている―――なんてことも無く。
広告が目に入る。
「グレートな夏の宝くじ」は一等を当てると二億円だそうだ。
それから床も確認する。
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