145: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 21:36:31.71 ID:eHuxKcdy0
……けど、俺がどんなに願っても、答えてくれる人はいなかった。
「帰ろう……」
146: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 21:41:19.84 ID:eHuxKcdy0
「っ!?」
俺は慌てて木陰に身を隠す。
147: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 21:47:58.85 ID:eHuxKcdy0
「…………」
少年は、とくに何も気に留めずに悠然とドアを開け家の中へ
入っていく。
148: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 21:52:51.23 ID:eHuxKcdy0
覗いた先には、
「!!!」
149: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 21:58:42.03 ID:eHuxKcdy0
だとしたら何なのかと聞かれたら答えに困るが……。
とにかく、あの子供は彼女の知り合いじゃないのは確かなようだ。
――――と、
150: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 22:05:25.92 ID:eHuxKcdy0
突然の出来事だった。
あっという間の出来事だった。
あまりにも呆気ない出来事だった。
151: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 22:14:57.07 ID:eHuxKcdy0
「なんで……」
目から大粒の涙が零れ落ちる。
152: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 22:23:01.60 ID:eHuxKcdy0
何処かに持っていくつもりなのか、それともそのまま死体を
隠すのか。
どちらにせよ、およそ人のする事じゃあない。
153: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 22:32:49.24 ID:eHuxKcdy0
が、俺のそんな考えはいともたやすく崩れ去る。
少年は涙を流したまま、気持ちの悪い笑顔を俺の方にグリンと
向ける。
154: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 22:37:55.73 ID:eHuxKcdy0
そして、そのまま包丁を振り上げて……。
「あ、あぁぁぁぁっ……!?」
155: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 22:38:41.04 ID:eHuxKcdy0
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