2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 22:06:48.92 ID:TAqxv/he0
◇
「はい、カット!」
パシンッと威勢のいい音がスタジオに響いた。貴音はその音にさっと身を翻す。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 22:08:06.43 ID:TAqxv/he0
◆
「ただいま戻りました」
既に深夜だった。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 22:08:56.74 ID:TAqxv/he0
「貴音、自分……」
「何があったのです、響。誰にお酒を飲むように強いられて」
「違うよ、貴音」
響は貴音の言葉をそう言って遮り、「水、くれる?」と手を差し出した。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 22:09:42.12 ID:TAqxv/he0
「ごめんな貴音。いつも自分、迷惑かけてばっかりだ」
「響……」
弱々しい笑みを見せながらそう言う響を、貴音は今の今まで見たことがなかった。
響とはこの世界に入ってからずっと一緒だった。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 22:10:47.01 ID:TAqxv/he0
「ん?……大してなんでもないぞ」
「ではなぜ……!」
「ただ自分の無能さが嫌になっただけさー」
なんてことはないというような口調で響は答える。貴音はそれでも、というように食い下がった。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 22:11:22.00 ID:TAqxv/he0
「響」
はっとしたように、貴音は響を見た。響の瞳は厳しかった。味方でも仲間でもなく、まるで敵を見る目のようだと貴音は思った。
「貴音。貴音は本当に、自分のこと、知ってるのか」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 22:12:39.20 ID:TAqxv/he0
とりあえず今日は以上
ほの暗いひびたかSSです
それではまた
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/28(金) 22:22:29.98 ID:kL9IKbrvo
乙
珍しい響かも
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/28(金) 23:32:58.93 ID:/OSZE2X3o
大期待
こんな響もいいねぇ
乙
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/29(土) 03:04:17.36 ID:7Gmk16axo
眠いせいか
貴音「こしひかり」
に見えたけど乙
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/29(土) 03:50:21.18 ID:pxCWWE7oo
乙
次はいつごろ?
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