86:杏子編 ◆KbI4f2lr7shK[saga sage]
2013/03/08(金) 20:02:31.41 ID:+Da2g13G0
「………」
少女の唇が開く。音は出ない。
87: ◆KbI4f2lr7shK[saga]
2013/03/08(金) 20:04:57.25 ID:+Da2g13G0
と今回はここまで。
散々お待たせした挙句、短くて申し訳ありません。
しかも誤字が酷いし…。
なんとか感覚取り戻して、元のペースに戻れるように心がけます…。
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/09(土) 01:19:06.08 ID:ES04h0M10
乙です
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/09(土) 11:28:53.02 ID:i+3y0Epvo
乙
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/29(月) 04:07:52.72 ID:skTFU2W6o
ほむらと杏子の組み合わせってなんか好き
91: ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/05/06(月) 17:59:26.95 ID:uNFuRhiC0
ギリギリまでお待たせして済みません。
大分短いですが、投下します。
92:>>86 続き ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/05/06(月) 18:03:06.26 ID:uNFuRhiC0
*************
傾けられたベッドの上から空を見上げる三つ編みの少女。
開こうとしたまま手を添えられた本は閉じたままで、細い眼は遠くに向けられている。まるで消えてしまいそうなほど、儚い姿をしていた。
93: ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/05/06(月) 18:06:21.26 ID:uNFuRhiC0
この縫いぐるみのシリーズが詰まった箱を見つけたとき、偶然通り通りすがったさやかにからかわれたのを思い出したのだ。
今思い出してもムカつくな…。
94: ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/05/06(月) 18:07:33.68 ID:uNFuRhiC0
「…っ」
ふと、ほむらの吐息に違和感を持った。吐息だけじゃない。ほむらの身体が僅かに揺れた気がする。
95: ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/05/06(月) 18:09:46.88 ID:uNFuRhiC0
「…寝不足と疲労がら来る体調不良。…何してんだ…あんた」
ばたばたとした騒ぎが収まった後にあたしは嘆息する。
96: ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/05/06(月) 18:11:35.61 ID:uNFuRhiC0
そう…ほむらには事故以前の記憶がない。自身の名前も年齢も、全てをどこかに置き忘れていた。
時の流れから取り残されたほむらは、家族からも師匠からも離れた頃のあたしを励起させる。
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