47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/26(土) 21:48:24.14 ID:C9VjybHDO
さやか「た、たしかに前の戦いの後、全然拾った覚えがない……」
さやかもまた、合点がいったように呆然としていた。
確かに、あれだけ戦いに参加していれば彼が入手していてもおかしくない。
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/26(土) 22:09:38.88 ID:C9VjybHDO
マミ「色が黒ずんでいるのが分かるかしら」
マミの言葉でクロは覗きこむ。
言われて見れば、確かに黒い。
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/27(日) 00:19:19.27 ID:60muNJSDO
クロ「まぁ、実際に使ってみせてくれよ。ほれッ」
右手で弄んでいたグリーフシードをマミに投げて寄越すと、彼女はそれを片手でキャッチした。
なんでもないようにしているが、やはり動体視力や反応は一般人の平均よりは高いのだろう。
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/27(日) 00:40:03.33 ID:60muNJSDO
さやか「……あ、ありが」
クロ「んじゃ、こいつをマミとお前の分まで集める必要があるって事か。忙しくなるな。足を引っ張るなよ、さやか」
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/27(日) 01:04:18.83 ID:60muNJSDO
マミ「クロ、私からもお礼を言うわ」
しかし、あまり大声を出しすぎると下にいる他の鹿目家に迷惑がかかるかもしれない。
そんな事も考慮しての言葉である。
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/27(日) 01:20:19.46 ID:60muNJSDO
クロ「食えってか……良いぜ、持ってこいよ。甘いもんなんて久々だしな」
クロの言葉に、いち早く目を輝かせたのはマミだった。
そのまま、部屋の隅の方に飛んでいきそこにあったプレゼント用の箱を運び、テーブルの上に置いた。
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/27(日) 01:41:40.52 ID:60muNJSDO
さやか「ほら、食べたかったんだろ。ご馳走が」
目の前に切り分けられたケーキが置かれた。
それを置いたさやかを軽く睨んでから、クロは敢えて難癖をつけさせていただく。
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/27(日) 14:09:12.14 ID:60muNJSDO
結論から言えば見た目通りで予想通り、美味しかった。
そして、そこに付け加えるとすれば《非常に》美味しかった、とする必要があるかもしれない。
クロがそういった旨を伝えるとマミも、周りの少女達も嬉しそうに笑った。
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/27(日) 14:21:45.77 ID:60muNJSDO
そうなると不憫なのは今、隣で寝ている子猫達だ。
ほむら『クー、クー』
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/27(日) 14:34:22.24 ID:60muNJSDO
クロ「別に、昔群れにいた時、チビの相手をしたことがあるってだけだ」
動物達の群れにおけるもっとも必要な事は上下関係を守るということだ。
それが自らを守り生き、抜く一つの術になりうる。
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/27(日) 15:01:22.29 ID:60muNJSDO
マミ「まさかそんな訳ないじゃない。あり得ないしそんな事実は存在しうるはずがないわよ。うふふ、変な事を言うわねさやかさんは。ねぇ、クロ。そうよねクロ。そうだって言ってあげなさい」
畳み掛ける、まさにマシンガントーク。
ニコニコと口は笑っているはずなのに、目はまったく笑っていない。
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