過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです -再試合-
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83: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:13:10.69 ID:rNkSflO00

「そうですの。私の愛しのお姉様をこんなにも……こんなにも悩ませる彼には私はもう我慢ならないですの。
 私の風紀委員の活動や生活はまだいいですの。でもお姉様の苦悩の種となるのは……許さないですの!
 既にこの黒子。奴の鼻を明かす手段を考えておきましてよ?
 講演自体は止められないですけど、お姉様の最後の感想文はどうにか有耶無耶にできますの」
以下略



84: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:13:37.81 ID:rNkSflO00

「さて、いよいよか……」

イチローが立っているのは講演会場の入り口。
この扉の向こう側には自分の登場を待っている生徒達がいる。
以下略



85: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:14:18.37 ID:rNkSflO00

「あー……緊張する……」

周りの人が拍手喝采の中、御坂は呟く。その声は拍手に掻き消され誰の耳にも届かない。
とても笑顔で迎えられるような気分じゃない。
以下略



86: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:16:48.38 ID:rNkSflO00

「き……気をつけろ……あの男……イチローに……」

「へ……?気をつけろって……寮監!?」

以下略



87: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:17:58.63 ID:rNkSflO00

座っている壇上から、イチローは周りを一通り見回した。
女生徒達それぞれが様々な表情で、目で、自分を見ている。
その瞳に宿るのは期待か興味か、それとも別のものなのか。
それらの想いにどう応えるかは自分次第である。
以下略



88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/12(土) 02:18:11.91 ID:J21RZ6Fy0
<「お姉様の為にこの黒子……イチローを懲らしめてやりますの!」

???「へぇ…」(マジキチスマイル)




89: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:19:50.77 ID:rNkSflO00

先程改めて決意した矢先だ。緊張はしていない。
だがそれでは今現在の状況に説明がつかないのだ。
膝が笑っている。弓を持つ手がカタカタと揺れる。
目に前の人物から伝わる迫力。私が兎で、彼が狼の様な。
以下略



90: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:20:18.91 ID:rNkSflO00

結果から言うと、それはそれは素晴らしいものだった。
会場中に響き渡る彼女の紡ぎ出す優しく美しい音色は多くの者を虜にした。
魅了されるあまり、エレクトした人物もいたようだ。誰かは言わずもがなである。
ヴァイオリンの弦から弓が離れた瞬間、会場は盛大な拍手に包まれた。
以下略



91: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:20:45.72 ID:rNkSflO00

「御坂美琴さん。とても素敵な演奏をありがとう」

開口一番、まずは感謝の意を述べた。
お世辞でも何でもなく、彼女の演奏はとても良かった。
以下略



92: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:21:21.14 ID:rNkSflO00
今日はここまでです
思えばyoutubeアカウントを取得したのも自分でこの楽曲を投稿してSSに採用するためでした
いつの間にか再生数が伸びてましたが…ww
SSは少しずつ少しずつ修正してきたものをドカっと投稿しているだけなので
ペースは速いと思います
以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/12(土) 02:21:55.15 ID:fHT/qZjPo

やっぱ面白いな


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