過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」 2
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28:吟遊詩人[saga]
2013/01/17(木) 04:03:03.81 ID:9OKMV3+o0
男「……ええ。少しの間ですが」

遺跡研究者「それはすごい! では、あなたもエルフと対峙してきたんでしょうね。あなたくらいの年齢だと徴兵ではなく志願兵としてでしょうね。
 私は徴兵があったのですが、ちょうどその時に誤って怪我を負ってしまっていて徴兵を逃れたものですから。こうして五体満足のまま昔からの夢であった研究をしていられますよ」

以下略



29:吟遊詩人[saga]
2013/01/17(木) 04:04:01.33 ID:9OKMV3+o0
遺跡研究者「ええ、構いませんよ。私たちが主に研究している遺跡にはかつてこの世界で過ごしてきた先人たちが残してきた様々な歴史や文化の証が存在しています。
 その中には現在から見ると到底信じられないような内容もあるんです」

男「例えば?」

以下略



30:吟遊詩人[saga]
2013/01/17(木) 04:20:22.74 ID:9OKMV3+o0
男「……これが」

遺跡研究者「ええ、そうです。これが今現在私たちが調査をしている遺跡になります」

 周りを見渡せば遺跡の周囲にいくつもの簡易な建物が立てられている。おそらく、それらは調査隊の居住区になっているのだろう。
以下略



31:吟遊詩人[saga]
2013/01/17(木) 04:21:06.00 ID:9OKMV3+o0
男「初めまして、男です。魔法の研究を主に行っています」

研究者A「よろしくお願いします。専門の方が来てくれたのなら話が早い。正直我々の殆どが魔法を齧っている程度の者ばかりで困っていたんですよ。到着してすぐで申し訳ないのですが、一度門にかけられた魔法を見てもらってもいいですか?」

男「ええ、もちろん。それが仕事ですから」
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/17(木) 04:33:55.20 ID:0rnDSzfAO
(´・(エ)・`)⊃旦
『………ガッ…ガンガレ…///』


33:吟遊詩人[saga]
2013/01/17(木) 04:40:55.06 ID:9OKMV3+o0
……



男「……うぅん」
以下略



34:吟遊詩人[saga]
2013/01/17(木) 04:41:41.51 ID:9OKMV3+o0
>>32
ありがとうございます。


35:吟遊詩人[saga]
2013/01/17(木) 04:42:10.65 ID:9OKMV3+o0
 それを聞いて男はなるほどと納得をした。この入口が仮に遺跡の丈夫に存在したのなら多少強引に魔法を使うなりして無理やり扉を開くという野蛮な手段を取ることもできるが、地下にあるのではそうもいかない。力押しをして無茶な手段をとってしまえばヘタをすれば遺跡全体に被害がでかねない。
 つまり、どうにか知恵を絞り門にかけられた魔法を解除し、先へと進むしかないということになるのだ。

男「大体の状況は理解しました。とりあえずは奥に進むことと門を開けようとする意思を見せなければ問題はないということですね」

以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/17(木) 09:45:25.74 ID:xVbFtZoRo



37:吟遊詩人[saga]
2013/01/18(金) 23:28:59.78 ID:/j9zed7k0
>>36
ありがとうございます。

昨日はここが落ちていたのでその間に少しだけ書き溜めておいたので今からそれを公開してその続きを書きたいです。
できることなら、びっぷらの時から言っていた展開までは書いて今日は終われたらいいと思っています。


38:吟遊詩人[saga]
2013/01/18(金) 23:30:46.88 ID:/j9zed7k0
 まず、男は遺跡の全体を見るために遺跡の周囲をぐるりと一周した。大きいと言っても高さはそれほどないこの遺跡は一周するのに半時間もかからなかった。そうして遺跡の全容を一度確認した彼が得たこの遺跡に対する感想は普通というものだった。このようなものを見るのは仕事上経験がないわけではない。だが、以前に見たことのあるこのような遺跡にはどこか神秘性が漂っていた。だが、この遺跡からはそのようなものが全くというほど感じられない。
 ただし、逆に不気味なまでの静けさがここにはあった。まるで、今は眠りについている生き物のような印象を男はこの遺跡に抱いた。
 そうして再び彼は地下へと続く階段を降りていき、閉ざされた門の前へと辿りついた。今度は意識を失わないように、門の奥へと進もうとする意思を示さぬようにして、この門に使用されている材質を調べ出す。触れてみるとひんやりとした感触が彼の手に伝わった。おそらくは硬度の高い石類を使って作られているもので、この門自体には特になにもないのだろう。そうなるとやはり問題はこの門にかけられている魔法ということになる。

男「……う〜ん、これはちょっと時間がかかりそうだな」
以下略



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