過去ログ - 絶対可憐ダストスパート!!
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41:絶ゴミ28 ◆59WingzUMY[saga]
2013/01/20(日) 00:33:53.73 ID:G6oOayFk0
それに対し、紫穂が嫌味ったらしい返しをした。

「そういう意味じゃないよ。あのテストはあくまで新人に自信をつけさせるために
極めて有利な条件でやったんだ。普通にやればああはならないことぐらい、
本人たちも分かってるだろう」

皆本のマジメな答えに、今度は紫穂がため息をもらした。
いつだって、この男はクソマジメなのだ。

「まあ、こっちは捜査が進んでないからまだ良いんだけど、
実働の時に薫ちゃんと葵ちゃんがこのまんまじゃ困るわ」

「へぇ、紫穂が手間取るとは珍しいな」

紫穂の言葉に、皆本が意外そうな顔をした。
超度7の接触感応能力者が出動して手がかりが得られない事件など考えにくい。

「皆本さんや『ザ・ダストスパート』の二人が巻き込まれた一連の事件よ」

そう言って、紫穂は資料写真を広げて見せた。

「連続スクラップ事件か……確かに謎の多い事件――お?」

写真を見てさっそく、皆本は何かに気が付いた。

「ここに映ってるのって『ミスター・ブー』じゃないかい?」

「ええ、そうね……こっちにも映ってるわ」

紫穂は何枚かの写真を見比べた。
そのうちの半分ほどには『ミスター・ブー』らしきものが映っていた。

「ボクが乗っていて大破した車にも『ミスター・ブー』が乗っていた……
もしかしたら関連性があるんじゃないか?」

皆本は深刻な表情で語った。

「『ミスター・ブー』はけっこう流行ってるし、わりとどこでもあるわよ?」

紫穂がそう言うと、皆本はがっくりと肩を落とした。

(相変らず、流行には鈍いのよね)

紫穂はくすりと笑った。

「でも、皆本さんの勘が当たってるかも知れないし、調べてみるわ」

「そうか。それじゃボクはそろそろ行くよ」

皿を片付け終えた皆本が言った。

「あら? 仕事?」

「ああ、この間の事件に関連してね」


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