過去ログ - 勇者「この世界を救う価値があるのか……?」
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2013/01/16(水) 05:30:01.71 ID:D714+SWZo
何故か半裸にマント、青いジーンズという訳の分からない格好をし、
特に角などはないが、頬杖をついて玉座に座り
不敵に笑うその姿は、なるほど確かに彼こそが魔王だと見る者に納得させるにたる
カリスマを秘めていた。
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2013/01/16(水) 05:33:32.34 ID:D714+SWZo
対して勇者。魔王が男だった場合、最近は女性が勇者をやったりするが
確かに女性と言われても違和感のない、整った顔をしていた。
それに似合わぬ無骨な鎧を着て、その背丈を優に超えるような大剣を両手に持っていた。
何とも理想の勇者像といったところだろうか。
以下略
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2013/01/16(水) 05:37:14.75 ID:D714+SWZo
そんな魔王の言葉に勇者も不敵に微笑み、こう答える。
「魔王よ……一つ問いたい」
男性とも女性とも取れるような、そんな中世的な声でそう紡ぐ。
彼――いや彼女だろうか、しかし本当のことは誰にもわからないので
勇者と呼んでおこう。
以下略
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2013/01/16(水) 05:45:59.72 ID:D714+SWZo
「いやお前勇者ちゃうんかい。勇者がそんなこと言ってどうすんねん」
魔王はおもわず突っ込んだ。突っ込んでしまった。
だがしかしそれも仕方のない事であった。
以下略
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2013/01/16(水) 05:53:33.17 ID:D714+SWZo
「答えてくれ魔王……私には本当に世界を救う価値があるのか、もうわからないんだ……」
「いや、そんなん言われましてもね? ワイ魔王ですし」
以下略
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2013/01/16(水) 06:00:56.12 ID:D714+SWZo
「そんなもんお前、仲間とかと相談してからこいや。何で最終決戦になって言うん? たるんでるんとちゃうんけ」
「仲間……仲間か……フッ」
以下略
9
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[sage]
2013/01/16(水) 06:12:53.46 ID:D714+SWZo
「酒場で知り合った戦士は、旅が始まって最初の晩、
いきなり私の皮の服をむしり取り、襲い掛かってきた」
「勇者相手に!?」
以下略
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2013/01/16(水) 06:23:32.21 ID:D714+SWZo
「まぁ、そのころには私は自分の特性――
殺した魔物の力を吸収するというこの生まれついての特性で
格段に強くなっていたから、一人でもなんとかなったのだがね」
いわゆる一つの経験値というやつだろうか。
以下略
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[sage]
2013/01/16(水) 06:35:00.44 ID:pAAum2dGo
スレタイから漂うミスト・レックス臭
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[sage]
2013/01/16(水) 06:35:27.61 ID:D714+SWZo
「やがて食事にも謎の混入物が増え、殺気を感じるようになった。
パーティーを解散しようというと、隠し持っていたらしい短剣を取り出し
私に向かって突きつけてきた。猛毒の短剣だったよ……」
以下略
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