1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/18(金) 19:23:35.92 ID:16wrmhbw0
けいおん!の短編SSです。
数レスお借りします。
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/18(金) 19:23:56.03 ID:16wrmhbw0
「どうしてこうなった……」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/18(金) 19:24:32.50 ID:16wrmhbw0
――よ、いらっしゃい。
そう言って、こいつを迎えたのが今日の午後三時くらいの事だ。
何処かに遊びに行ってもよかったんだけど、昨日のこいつの声色は結構真剣に聞こえた。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/18(金) 19:25:08.88 ID:16wrmhbw0
「にしても、爆睡し過ぎだろ、おまえ……」
呟きながら、膝の上のこいつの頭を撫でてみる。
起きる様子は無かったけど、私の手の感触が気持ちいいのか少しだけ身体を動かした。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/18(金) 19:25:59.56 ID:16wrmhbw0
でも、こいつは今、私に軽口を叩くくらいになってるし、
今は私の膝の上で寝息を立てて、腹まで出してくれちゃってる。
ずっと同じ部活をして来て、やっと辿り着けた私達の今。
だったら、もうちょっとこのまま眠らせてやってもいいよな。
体温も物凄く温かくなってるし、こりゃちょっとやそっとじゃ起きないだろうしな。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/18(金) 19:26:27.83 ID:16wrmhbw0
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/18(金) 19:27:18.10 ID:16wrmhbw0
私は両手で梓の柔らかそうな頬を軽く包んだ。
温かい頬。
上下に動く小さな胸。
小柄な身体と子供っぽい外見。
気を許した猫みたいに腹を出して寝る梓。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/18(金) 19:27:48.49 ID:16wrmhbw0
「ありがとな」
今度は優しく梓の頭を撫でる。
この一年の頑張りにお礼の意味を込めて。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/18(金) 19:28:46.96 ID:16wrmhbw0
こつん。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/18(金) 19:32:21.91 ID:16wrmhbw0
電気を消して二人で眠りの中に落ちていく前に、
私は最後にもう一度だけ梓の頭をゆっくりと撫でた。
これまでで一番優しく撫でたおかげかどうなのか、梓が気持ち良さそうな笑顔になって寝言を呟いた。
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