過去ログ - 詢子「夢の中で何かあったような」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 10:42:56.33 ID:fVlzemOt0
あ立ってた。これから書き込みます。
外は何もかも洗い流すような土砂降り。私はどこかで女の子と言い争っている。
私はその子をよく知っているはずだけど誰だか全く思い出せない。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 10:46:03.05 ID:fVlzemOt0
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
……前もこんな感じで目が覚めたな。
……寝てる時はこんなにはっきり覚えてんのに何で起きたら覚えてないのかねぇ。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 10:48:26.24 ID:fVlzemOt0
「 」
「なんだぁ!!」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 10:51:07.65 ID:fVlzemOt0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いつもの河川敷。空は青から赤に染まりはじめ川面と土手も赤く色付きはじめている。
知久「気分転換出来た?」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 10:53:25.38 ID:fVlzemOt0
知久「けど確かにちょっと考え込むことが多い気はするよ。何かあったの」
詢子「なんて言うのかな。寝覚めが良すぎるというか、夢が気になるっていうか」
知久「夢?どんな?」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 10:55:26.41 ID:fVlzemOt0
知久「あ、またお絵かきになってるみたいだね」
さっきまでバッタを相手に追いかけっこをしていたタツヤが歩道の隅でうずくまっていた。
詢子「あはは。また『まどか』だろうね」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 10:57:10.69 ID:fVlzemOt0
知久「あれ。タツヤもすみにおけないなぁ」
詢子「なになに?」
前を見るとタツヤが中学生位の女の子に話しかけられているみたいだ。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/02(土) 10:58:41.63 ID:X5ljmXpF0
とりあえずフィルター(禁止ワード)回避の為にメール欄にsagaって入れよう
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 11:00:34.50 ID:fVlzemOt0
知久「こら!ダメじゃないかタツヤ!女の子の髪を引っ張るのはだぁめ」
間一髪セーフかな。女の子の髪にさわろうとしたタツヤが抱きかかえられる。
タツヤ「まろか♪まろか♪まろかぁ♪まろか♪まろか♪まろかぁ♪」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 11:03:39.02 ID:fVlzemOt0
地平線に呑み込まれていく夕日が河川敷を真っ赤に染め上げる。河原からは父親に遊んで貰うタツヤの声。
なんだろう女の子と並んでタツヤ達を見下ろすことが何だかすごく懐かしく感じられる。
詢子「まぁ、その。あの子が一人遊びするときの見えないお友達ってやつ?子供の頃にはよくあることなんだけどねぇ」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 11:07:14.18 ID:fVlzemOt0
ふと視線を移すと女の子は河原で遊ぶタツヤ達を眺めていた。私は夕日に照らされた女の子につい見とれてしまう。
幼さを残した整った顔立ち。流れるような長い黒髪。絵に描いた様ってこんなことを言うんだろう。
でもその中で一番私の目を引いたのは、女の子には少し幼い雰囲気の赤いリボンだった。
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