過去ログ - 詢子「夢の中で何かあったような」
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2013/02/02(土) 12:28:33.85 ID:fVlzemOt0
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2013/02/02(土) 12:29:25.05 ID:fVlzemOt0
その女の子は土手に腰掛けて物憂げに夕日を眺めていた。
あぁいたいた。あれからひと月近くが過ぎている。ちょっと待たせちゃったかな。
詢子「こんにちは。ほむらちゃん」
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2013/02/02(土) 12:31:11.06 ID:fVlzemOt0
ほむら「じゃあ大丈夫です。まどか人が喜んでたら自分も本気で喜んじゃったりしますから。詢子さんが喜んでたのなら絶対喜んでると思います」
詢子「あぁ、あるある。あいつ自分のことより、なんか他人のことで夢中になっちゃったりするからなぁ」
ほむら「はい。自分がたいへんな時でもすぐに他人のことを気にかけちゃうんですよね」
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2013/02/02(土) 12:32:18.79 ID:fVlzemOt0
詢子「なんかさ、恋する乙女の顔?って感じかな」
ほむら「じゅ!詢子さんっ!私そんなんじゃっ////」
詢子「う〜ん。じゃあ『お嬢さんを僕に下さい』って言われたら安心して任せられる顔にしとこうかな」
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2013/02/02(土) 12:33:35.21 ID:fVlzemOt0
ほむら「…大切な人がいない世界でその人のことを思いだして貰うことは良いことなのかって考えてしまうとどうしても」
詢子「あぁそれはわかるな。私もあの子のこと話したいんだけどまだ誰にも話せてないんだ」
詢子「思い出したらあの人は絶対に受け止めてくれるっては信じてるんだけどね」
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2013/02/02(土) 12:34:57.84 ID:fVlzemOt0
詢子「ま、良いよ。自分のしたことを悩むのも大事なことなんだから」
詢子「でも私の返事はありがとうだよ。これからもずっとね。その事はちゃんと憶えててね」
だからそんな顔しないで笑いなよ。そんな顔してたらあいつも心配しちゃうよ。
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2013/02/02(土) 12:36:31.59 ID:fVlzemOt0
詢子「そういやリボン預かったままだよね」
バッグからリボンを取り出してほむらちゃんに差し出す。
詢子「はい。ありがとう」
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2013/02/02(土) 12:38:09.48 ID:fVlzemOt0
ほむら「?」
詢子「私も似た様なこと考えてたんだ。はい、これ」
バッグの中からこのひと月の努力の結晶を取り出す。ほんとは三日くらいでなんとかなると思ってたんだけどなぁ。
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2013/02/02(土) 12:39:12.16 ID:fVlzemOt0
詢子「ほむらちゃん。ちょっと仕上げ手伝ってくれないかな」
ほむら「仕上げ?」
詢子「うん。これお願い」
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2013/02/02(土) 12:40:12.57 ID:fVlzemOt0
リボンと女の子のぬいぐるみを受け取るとほむらちゃんは優しい手つきでリボンを髪の付け根に結びつけていく。
詢子「うん。やっぱりまどかはこうでなきゃね」
ほむら「まどか…良かったね」
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