過去ログ - 詢子「夢の中で何かあったような」
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 12:56:42.92 ID:fVlzemOt0

「やあ。なかなか見晴らしの良い場所だね」

少女の眉間に深いしわが刻まれる。

以下略



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 12:59:32.64 ID:fVlzemOt0
「いや、話したくないなら話さなくて良いよ。僕は君たちのサポートをするための存在だからね」

「ストレスになる様ならお互いのためにそんなことはするべきじゃないよ」

くっ!!
以下略



71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 13:02:51.42 ID:fVlzemOt0
こいつ分かってやってるんじゃないんだろうか。やっぱりこいつらは大っ嫌いだと再認識する。

「あなたは私の話が聞きたいの」

苛立ちを込めて少女はつぶやく。
以下略



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 13:04:31.29 ID:fVlzemOt0
「確かに僕らはその現象について仮説すら立てられていない。もし良かったら話してくれないかな」

「そういえば君が魔法少女になった経緯についてもよくわからないことが多いからね。確かにそれも含めて君の話は聞きたいと言って良いよね」

よしっ!聞きたいって言わせてやった。
以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 13:05:32.06 ID:fVlzemOt0
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

「何にも話さなかった私を信じてくれてありがとう」

「下手打つなって言ってたのに信じてくれたのに帰って来れなくてごめんなさい」
以下略



74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 13:07:09.36 ID:fVlzemOt0
ばたん。

ドアの閉まる音で目を覚ます。

気がつけば右手がどこかに行ってしまう何かを掴もうと天井に向かって伸びていた。
以下略



75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 13:08:33.69 ID:fVlzemOt0
詢子「…まどか」

悪態は一瞬だけ涙を押しとどめる。ちくしょう。また涙に押し流されそうになる。

しゃあっ!!ぽて。
以下略



76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 13:09:29.45 ID:fVlzemOt0
タツヤは涙を堪えて顔を上げると絞り出すように声を出す。

タツヤ「おきお〜おっ…おうっ…うっ…うあ〜っん!!」

けっきょく堪えきれずに大声で泣き出す。
以下略



77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 13:11:15.19 ID:fVlzemOt0
詢子「そういやあの子あんたに頼むとか言ってたよな」

タツヤ「はあぁい」

タツヤが大まじめな顔でうなずく。
以下略



78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 13:13:14.41 ID:fVlzemOt0
安心しろ。これから起こすのはタツヤに任せていいぞ。寂しいんだったらこっちから声かけてやるからさ。

だからお前は自分が思ったとおりやりたいことをやって来い。いつでも帰って来れる様に待ってるから。

「いってきます」って出てったんだから、ちゃんと「ただいま」って帰って来いよ。
以下略



79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 13:16:13.03 ID:fVlzemOt0

さぁ、ちょっとは準備を手伝わなきゃ。タツヤを抱いて夢の気配が残る寝床を後にする。

胸の中にはまだ少し寂しさが漂っている。でも大丈夫。

以下略



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