過去ログ - ビッチ・2
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289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:45:13.48 ID:j39CgiDpo

 病気がちな両親だけでは奈緒人と奈緒の面倒を見ることはできないだろう。兄貴だって
編集長に昇格したばかりだし、兄貴一人で子供たちの面倒をみるなんて不可能だった。

 自分で言うのもおこがましいのだけど、親権争いに有利になるかもしれない二人の育児
以下略



290:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:46:06.51 ID:j39CgiDpo

 そして兄貴は理恵さんと再会した。この二人が愛し合うまでは時間は不要だった。

 あたしと兄貴の仮想夫婦生活もこれで終わりた。彼氏を放置し、内定まで蹴ろうとして
いたあたしの一時の熱情にうなされたような日々は終ったのだ。
以下略



291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:46:38.20 ID:j39CgiDpo

「食べないの? 覚えていないかもしれないけど、そのケーキは昔奈緒人と奈緒の大好物
だったのよ」

 お姉ちゃんがそこで話しをいったんとぎって僕に微笑んだ。
以下略



292:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/04(木) 23:47:52.54 ID:j39CgiDpo

今日は以上です。無駄に長い文章ですいません

あと一、二回投下したら女神に戻ります

以下略



293:一方通行
2013/07/05(金) 15:57:33.56 ID:zfFTiE9k0
Σ∧_∧  
 (´・ω・) 
 O┬O )      キキーッ!
 ◎┴し'-◎ ≡
           _,,..,,,,_
以下略



294:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/05(金) 17:19:47.76 ID:bTXQ5nNko




295:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/05(金) 17:30:10.03 ID:YEE2V/A3o
おつ


296:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 23:44:33.22 ID:4z1h5cCXo

 その日以来、あたしは情けない兄貴のことを、あれだけ小さな頃から大好きだった兄貴
のことを見限った。いや、あたしの好きだった兄貴はとうにいなくなっていたのだろう。
お互いに慕いあっている自分の二人の子どもを、前妻に気を遣って平然と引きはがして傷
付けるような奴はあたしの知っている兄貴じゃない。奈緒人と奈緒は深刻な心の傷からよ
以下略



297:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 23:45:37.52 ID:4z1h5cCXo

『確かに奈緒ちゃんはおまえと血が繋がっていないけど、それでもずっと奈緒人と一緒に
過ごしてきたんだぞ。どうしてそんな冷たい仕打ちができるんだ』

 お父さんが混乱した表情で兄貴に言った。お母さんは俯いて涙を拭いているだけだ。
以下略



298:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 23:46:13.62 ID:4z1h5cCXo

「あんたのお姉さんってさ、ちょっと心が広すぎなんじゃないの」

 あたしはある日、玲子ちゃんに呼び出されたカフェで向かいに座った彼女に言った。

以下略



299:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 23:47:11.26 ID:4z1h5cCXo

 その日、兄貴は今日は徹夜で校正があるので帰れないと連絡してきた。兄貴と絶縁して
いたあたしたちだったけど、兄貴と二人の子どもたちがあたしたちの家から姿を消すまで
は家族としての責任を果たすつもりだったから、あたしは事務的に冷たい声で兄貴の電話
を受けた。今までなら兄貴に対して優しい声でねぎらいの言葉の一つもかけていただろう
以下略



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