94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:36:07.78 ID:I+5hHCpQP
古い記憶を辿っても、思い出せない。
ただ、私が平沢家にきて料理を作った記憶ならあった。
もしかしたら、その記憶の平沢家では、憂がいなかったのかもしれない。
考えながら憂をじっと見ていると、不審に思われてしまったようだ。
95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:36:34.68 ID:I+5hHCpQP
私は唯に勉強を教えはじめた。
唯は一度集中すると、物凄い集中力を発揮する。
ただ、集中させるのが難しいのだ。
憂の料理に気をとられたり、教科書に載っている絵に注目したり・・・。
96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:37:09.49 ID:I+5hHCpQP
憂「和ちゃん・・・あ、お姉ちゃん寝ちゃったんだ」
和「ええ・・・」
憂「疲れたんだねお姉ちゃん」
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:38:14.45 ID:I+5hHCpQP
和「あの・・・憂」
憂「なぁに?」
和「あなた・・・心霊術師?」
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:38:42.50 ID:I+5hHCpQP
和「・・・」
憂「でも、どうしてそんなこと聞いたの、和ちゃん?」
和「あのね、これから話すこと聞いてくれる?」
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:39:10.97 ID:I+5hHCpQP
憂「そのムギさんって人が言ってること本当かなぁ」
和「・・・何か怪しいことでもあるの?」
憂「そのA世界とB世界? 私は聞いたことなかったから」
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:39:55.95 ID:I+5hHCpQP
和「そうなんだ?」
憂「うん。それで御札も貼ってあるんだけど・・・」
和「もう貼ってあったんだ。これをムギからもらってたんだけど」
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:40:51.49 ID:I+5hHCpQP
憂「明日、一緒に演劇準備室に行ってみる?」
和「いいの?」
憂「うん。以前貼った御札がどうなってるか気になるし」
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:41:33.91 ID:I+5hHCpQP
憂もムギも確かにいるんだと、やっと確信できた夜。
唯が起きてから3人でお風呂に入って、それから3人でベッドに潜りこんだ。
いつものように川の字になって。
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:44:32.29 ID:I+5hHCpQP
_夕方-演劇準備室前
翌日、生徒会の仕事があらかた終わった後、私と憂は演劇準備室にきた。
私の仕事が終わってからにしたのは、演劇部の部員と会ったとき説明が面倒だからだ。
ドアを開くと、冷たいものが体全体に走った。
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