38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 22:38:50.49 ID:y8XKonFyo
その中で、765メンバーだけが正気を保ち、飲み食いを続けていた。
「それで、あずささんたち、なにか掴んだんですか? 律子さん」
箸を置き、律子に尋ねかけるのは春香。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 22:40:25.66 ID:y8XKonFyo
「そうね。自分の知る限りの情報をちりばめたみたい。ドラマ自体は交渉材料ね。
本来は、ホンを受け取った時点でうちがなにかアクションを起こすと思ってたんでしょうね」
「ところが、765プロは大乗り気。そこで、その人物の目論見からは外れてしまった……こういうことですかね」
「そう。それでまたなにかしようとしてたようだけど……。もう意味はないわね」
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 22:41:49.65 ID:y8XKonFyo
「お願いね」
そうして、貴音が再び口笛の形に口をすぼめたところで、皆が立ち上がり、わいわいと動き始めた。
「それじゃ、ボクたちは退散しようか」
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 22:42:28.08 ID:y8XKonFyo
序は終わりです。
第一話を、23時から投下します。
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 23:00:09.04 ID:y8XKonFyo
第一話には神崎蘭子が登場します。
yamiyo.info
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2013/03/03(日) 23:01:52.51 ID:y8XKonFyo
第一話
神崎蘭子は夢見がちな少女である。
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 23:03:06.99 ID:y8XKonFyo
「これも我が宿命」
思わず目を細めながら、蘭子はそう応じる。
そんなはずはないのに、二人の周囲はきらきらと輝いていて、彼女の目をくらませた。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 23:04:29.66 ID:y8XKonFyo
「それにしても、呪いの刀って、今時どうなんだろ……」
「真のまがまがしき呪物が運び込まれたと聞く」
「え? ほんと?」
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 23:05:59.94 ID:y8XKonFyo
「お、俺、見てきます!」
若いアシスタントディレクターがそう言ってただ一人駆けだしたのは、周囲からの無言の圧力が故か。
あるいは、無謀な正義感と責任感からか。
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 23:07:24.25 ID:y8XKonFyo
「きゃーっ!」
新たな悲鳴が、ごく近くであがった。
明らかに室内だ。
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