過去ログ - 勇者「魔王を倒したっていうのに」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/13(水) 15:44:57.97 ID:QaVMnnGl0
勇者「大魔王がいるなんて聞いてないぞ!」
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/13(水) 15:45:45.99 ID:QaVMnnGl0
のんびり書いていきたいと思います
※雑談とか好きにしてもらって構いませんが、予想だけは控えてくれると嬉しいかなーって
※他人のレスに「氏ね、くず、○○厨」というような煽り、過剰反応だけは止めてくださいねー
3:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:47:25.53 ID:QaVMnnGl0
1章 魔王
―― 荒野の町 酒場 ――
4:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:48:22.10 ID:QaVMnnGl0
青年「……」
少女「ん、なんじゃ? 何か言いたそうな顔じゃぞ主様」
5:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:48:59.19 ID:QaVMnnGl0
マスター「へへっ、なんだかケツが痒くなってくるぜ」
青年「ところでマスター。聞きたいことがあるんだが」
6:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:50:18.00 ID:QaVMnnGl0
マスター「なんだそりゃ?」
青年「なんでもない! すまんマスター、手を煩わせたな!」
7:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:51:09.84 ID:QaVMnnGl0
青年「お前は食べることに一番興味あるのか?」
少女「いや、そうでもない。じゃが、数百年も眠っておったんじゃ。見るもの食うもの、全部ぜーんぶ新鮮で心が躍っておる!」
8:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:51:55.00 ID:QaVMnnGl0
少女「ほほう。そこまで言うならば、ここで主様を火炎魔法で燃やし尽くしてもいいんじゃぞ?」
青年「……手加減はしないぞ?」
9:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:52:52.29 ID:QaVMnnGl0
マスター「ほれ、お茶だ」
青年「ありがとう」
10:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:53:38.88 ID:QaVMnnGl0
少女「妾にとって、愛する人間は一人だけじゃからな。あ、主様じゃないから勘違いするでないぞ?」
青年「わかってるよ」
11:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:54:17.10 ID:QaVMnnGl0
青年「その考えには少しだけ納得できないな」
青年「大事なのは、結果だけじゃない。過程と経過があるからこそ、考えが生まれるし、よりよくしようと考える」
12:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:55:41.23 ID:QaVMnnGl0
少女「それにしても、人間とはなんとも呑気な。大魔王が復活したというのに」
青年「大魔王が復活したのは、俺たちくらいしか知らないんだから仕方ないんじゃないか」
13:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:56:50.66 ID:QaVMnnGl0
少女「じゃが肉体はぴっちぴちじゃ!」
青年「そういう問題でもないんだが……」
14:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:57:38.81 ID:QaVMnnGl0
少女「そんなんでいいと思っているのか? 絶対に身包み剥がしにくるぞあやつら」
青年「試してみるか?」
15:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:59:04.91 ID:QaVMnnGl0
―― 裏路地 ――
16:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 16:00:44.16 ID:QaVMnnGl0
少女「妾はいい女か?」
ゴロツキ「こんなちんちくりん、一部マニアには絶賛だろうねぇ!」
17:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 16:01:39.89 ID:QaVMnnGl0
ゴロツキ「じゃあ仕方ねぇよな!? 野郎ども、やっちまうぞ!」
ゴロツキ「腰の剣を抜かないってことは、どうせお飾りなんだろぅ!?」
18:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 16:02:34.14 ID:QaVMnnGl0
ゴロツキB「どこ見てんだ!!」
ゴロツキC「うおおおお!」
19:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 16:03:22.80 ID:QaVMnnGl0
ゴロツキD「す、すまんかった! 俺たちが悪かった!」
ゴロツキE「どうか見逃してくだせえ!!」
20:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 16:03:56.55 ID:QaVMnnGl0
青年「お飾りでこんな大そうな物を腰にたずさえるか」
少女「バカじゃなぁー」
21:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 16:04:42.43 ID:QaVMnnGl0
少女「わわ!? なんじゃ、妾の頭を撫でるとはいい度胸をしておるの主様や」
青年「ちっこいと、つい」
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