92: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:33:03.68 ID:WRQTCoCwo
ジタバタとその場で芋虫のように痛みに暴れまわる。
さっき斬った右腕の方はもう治癒魔法で血は止めているようだった。
「ハァ……! ハァッ! や、やめて、参った、降参するよ!」
93: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:33:32.46 ID:WRQTCoCwo
私はもう退けない。
この手を汚して、平和をつかめるのならば、
優を救うことができるのならば……。
94: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:34:42.63 ID:WRQTCoCwo
「ハァ……ッ。千早さんはもう、勇者でもなんでもなくなる。ただの人殺し!」
「……人殺し? あなた達がそれを言う?」
95: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:35:51.34 ID:WRQTCoCwo
死の淵に立たされておかしくなったのか笑い出す御手洗翔太。
「ふっ、あははは! あははは!!」
96: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:36:20.16 ID:WRQTCoCwo
血は私の手に、頬にかかる。
ビクビクと反応し、そして、最後には力尽き、血の溢れ出る左手は地に堕ちた。
97: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:36:50.55 ID:WRQTCoCwo
誰かがどこかで責める気がした。
私はこれで正しかったのだろうか。
たくさんの疑問を抱き、それでもこれで良かったと無理矢理にでも思うことにした。
98: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:37:34.81 ID:WRQTCoCwo
だけど、また旅を初めてほんの一ヶ月しか経ってないのに。
それなのに私を迷わせる。
自分で自分を後悔していた。
99: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:39:22.96 ID:WRQTCoCwo
それから、私はたった3人でお母さんの葬式をあげることにした。
私は血に染まった自分の母親を背負い、
いつか優と二人で唄った秘密の高台へ向かった。
100: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:40:03.05 ID:WRQTCoCwo
――あなたは……歌うべきよ
101: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:40:51.43 ID:WRQTCoCwo
「もう涙を拭って微笑って
一人じゃない どんな時だって
夢見ることは生きること」
102: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:41:33.40 ID:WRQTCoCwo
「歩こう 果てない道
歌おう 天を超えて」
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