189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 02:00:40.25 ID:R+37fY28o
すると、うつむいていた顔を上げて、慈しむように笑った。
《ありがとう》
まどかも頷いて笑い返す。
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2013/04/01(月) 02:04:06.19 ID:R+37fY28o
39
「まどかーっ、早く早く!」
「さやかちゃん、待ってよう」
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2013/04/01(月) 02:06:14.16 ID:R+37fY28o
「ほらほらまどか、どのクレープにする?」
「わぁっ、迷っちゃうなぁ」
「アタシこれな。イチゴショコラブラウニー」
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2013/04/01(月) 02:08:02.16 ID:R+37fY28o
魔獣がいなくなったわけではない。
それでも、出現する頻度も数もぐっと減った。この戦いに終わりが見えたのだ。
魔法少女に希望がもたらされたのである。
「うんっ! 美味しい!」
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 02:10:07.43 ID:R+37fY28o
「いい匂いだね」
どこから現れたのか、インキュベーターが目の前を横切る。
「ちっ」
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 02:12:00.59 ID:R+37fY28o
インキュベーターを無視して歩き出す四人。まどかはひとり振り返って、見下ろした。
「ありがとうね。あなたのおかげで、みんなを幸せに出来た」
「おや。まどかが皮肉をいえるなんて、知らなかったな」
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2013/04/01(月) 02:14:31.28 ID:R+37fY28o
40
「ごめんごめん、おまたせ」
「おう。それじゃ帰るかー」
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2013/04/01(月) 02:16:22.48 ID:R+37fY28o
もう会えなくなるかもしれない――
それでも、みんなを巻き込まないようにするために、またあした、と言わざるを得なかった。
でも、今は。
「――みんな!」
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2013/04/01(月) 02:19:12.79 ID:R+37fY28o
「よーっし! そんじゃあほむらん家にいこーっ!」
笑って歩き出すさやかに、頭の後ろで手を組んで杏子が続く。
「ちょ、ちょっと待って」
198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 02:21:40.42 ID:R+37fY28o
「あら」
「へっへぇー? ほむら、ぬいぐるみとか持ってるんだ?」
「そのにやにや笑いをやめなさいさやか! 杏子も、あれは杏子が持ってきたんでしょう!」
199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 02:24:06.44 ID:R+37fY28o
――Don't forget.
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