過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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472: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/23(日) 23:58:35.97 ID:33h1gMkd0
「説得力に欠ける説教だな。妹達を虐殺してきたテメェが言えたことか?
テメェこそ笑わせんじゃねえよ、人殺し」

チッ、と舌打ちして一方通行は再度上空へ舞い上がる。
そんな一方通行に嵐となった垣根が、以前と全く変わらぬ速さで特攻を仕掛ける。
以下略



473: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:00:27.01 ID:Q/pVMErx0
「……オマエ、今何言いやがった。もォ一回言ってみろよクソ野郎」

「どうしたよ、一方通行? 御坂を潰したってのがそんなに気に食わねえか?
今まで一万人以上『御坂』を殺してきたテメェが、今更何をそんなに熱くなってやがる」

以下略



474: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:02:32.20 ID:Q/pVMErx0
垣根は攻撃の手を休めない。その手に“何か”が集約される。
不可視のそれは視覚することは出来ないが、そこだけ光が屈折したように向こう側の景色が歪んでいるので何かがあることは分かる。
垣根は“それ”を槍投げのような動作で一方通行へと投げつける。

「チッ!!」
以下略



475: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:04:12.20 ID:Q/pVMErx0
垣根は首を大きく右に振って必殺の右手を回避する。
あまりにも勢いよく首を振ったせいで寝違えたような痛みを覚えた。
一方通行の手が僅かに左の頬を掠め、皮膚が裂けて赤い血がドロリと流れ出した。
当然そのことにより痛覚が刺激され、鋭い痛みが走る。

以下略



476: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:08:35.22 ID:Q/pVMErx0
      ダ  ー  ク  マ  タ  ー        アクセラレータ
「展開できねェ拡張子のついたファイルを、手持ちのソフトで展開できるよォにエンコードしたらどォなる?」

即ち、解析。未知を既知へと変える作業にして、『一方通行』という能力の本質。
ベクトルの操作、それに付随する攻撃スキルなどただのおまけに過ぎない。
以下略



477: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:11:43.06 ID:Q/pVMErx0
「チィッ!!」

すぐにそれに気付いた垣根は、今度こそ体を真っ二つにしてやろうと背中の翼を猛烈に振るった。
それはおそらくこの場での最適解だったのかもしれない。が、手ごたえはなし。
全てを切り裂く白翼は虚しく虚空を掻いた。
以下略



478: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:14:27.92 ID:Q/pVMErx0
「ぐ……。ちくしょう……!!」

口元からゴポリ、と溢れ出る血を袖口で拭い、上空にいる一方通行を睨みつける。
一方通行はただ絶対的に君臨していた。最強の名を示すように。
一方通行といえば『反射』、というようなイメージがあるが所詮それは能力の一側面でしかないのだ。
以下略



479: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:17:42.31 ID:Q/pVMErx0
(マズい、そろそろマズい!! ……いや、落ち着け、気を静めろ。頭を回せ。
激情に流されるな。細かいダメージを蓄積させるんじゃなく、決定的な一撃を決めることだけ考えろ)

垣根の翼による刺突が、一方通行を貫く。
打撃が、一方通行を捉える。
以下略



480: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:20:25.49 ID:Q/pVMErx0
“垣根の照射した月光は、一方通行の体表面に触れた途端に向きを変え、垣根自身へと跳ね返ってきた”。

「な!?」

一瞬反応が遅れたが、何とか白翼で身を包み跳ね返された月光を防御する。
以下略



481: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:24:54.79 ID:Q/pVMErx0
だが解析されてしまった今、それは全てそのまま垣根に返ってくる。
一方通行は何もしない。ただ立っているだけだ。
垣根は『反射』されながらも、癇癪を起こした子供のように暴れていた。
自分の力で自分の体が裂け、鮮血が噴水のように噴出す。
それでも、垣根は止まらない。
以下略



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