過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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17: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:17:38.74 ID:0wYW71OQo
 私、暁美ほむらは今類い稀なる危機に瀕している。
 やはりここは状況を整理すべきだろうか。と、とりあえずそうしましょう。
 
 鹿目まどかにインキュベーターが近づかないように四十メートル付近から尾行をしていた。
 突如怪しげな気配を感じた私は、鹿目まどかに気づかれないようにしつつ彼女に近寄った。
以下略



18: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:18:38.36 ID:0wYW71OQo
 反撃しようにも私はサイレンサーなんて便利なものを持っていない。
 この人ごみの真っただ中で銃声がするのは明らかにマズイ。どうすべきか。
 とりあえず人の少ないところへ行こう。
 このまま逃げ続けるのは埒があかないし、何より私にもプライドってものがある。
 魔法少女に喧嘩を売ったことを後悔させてやる。
以下略



19: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:19:37.37 ID:0wYW71OQo
女はそれだけ言うと私に向かってウィンクして手近な窓から飛び降りる。
 女がいなくなってからワンテンポ遅れてようやく私は後を追う。
 女が飛び降りた窓からその姿を探す。
 真下、なし。
 そこから視線を正面へと移すがやはりいない。
以下略



20: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:20:41.05 ID:0wYW71OQo





以下略



21: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:21:39.64 ID:0wYW71OQo
 私と夜科アゲハは連れ立って街を歩く。会話はない。
 彼は、私が話をする気がないことに気がついていて話しかけてこないように思える。
 これから遭遇するであろう使い魔のことを考える。大した問題ではなさそうだ。
 黙々と私は歩を進めるが、ふと『PSY』という力のことが気になりだす。
 当然だった。
以下略



22: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:22:38.49 ID:0wYW71OQo
 今度こそどんなことにも驚かない覚悟で私は肯定する。

「プログラム”ネメシスQ”。前に話したサイレンの管理者たるプログラムだ。こいつが化け物じみた強力な
『PSY』でな、単純に説明するなら時間遡行。俺たちはその力で十年後の未来と現在を行き来する羽目になっ
たわけだ」
以下略



23: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:23:38.13 ID:0wYW71OQo
 サイキッカーっていうのは随分と世界が狭いのかしら、と思ったところで気づく。魔法少女の世界も存外に狭
いということに。日陰者の宿命というやつかしら。

「色々とありがとう、参考にさせてもらうわ。それじゃあ、開くわね」

以下略



24: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:24:38.24 ID:0wYW71OQo
 見れば、夜科アゲハは目を閉じて集中を高めているようにも思えた。
 その立ち姿からは先ほどとは比べ物にならない凄味のようなものが滲み出ている。

「気を付けて」

以下略



25: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:25:40.25 ID:0wYW71OQo
 使い魔を拘束している手からほんのりと力が抜け始めている。
 私はそれに気づいて慌てて手綱を掴みなおす。
 けれど、掴みなおした手は震えていておよそ使い物にならなさそうだった。
 悔しい、と思う。なぜこんなことに。突然こんな風になる要素なんて何一つなかったはずなのに!

以下略



26: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:26:39.03 ID:0wYW71OQo





以下略



27: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:27:38.48 ID:0wYW71OQo
 鼻に挿れてある詰め物が血液でドロドロになってしまったので私は新しく詰めなおす。

「脳覚醒がこんなに厄介だなんて。どうして彼は先に教えておいてくれなかったのかしら?」

 脳覚醒の詳しい症状を聞いておかなかった私にも、当然落ち度はある。だけど納得いかない。
以下略



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