過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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59: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:59:38.23 ID:0wYW71OQo
「結構地味ですね。もっとこう、マジカルパワーでバーッと探すのかと」

 よくある勘違いその一だ。

「魔法少女の真実なんてそんなものよ。あまり夢見ていると痛い目を見るわ」
以下略



60: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:00:38.46 ID:0wYW71OQo
 いつの間にか私たちは近郊の廃ビルに来ていた。忌々しい記憶が頭をよぎる。

「あ、あれ!屋上に人が!!」

 美樹さやかが叫ぶ。
以下略



61: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:01:38.33 ID:0wYW71OQo
「それにしても、ほむらちゃんすごかったね」

「マミさんもあんな風に動けるんですか?」

 まどかと美樹さやかがそれぞれ口を開く。
以下略



62: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:02:38.84 ID:0wYW71OQo
「あ、あぁ!違うのよ。そんな顔をさせたかったわけじゃないの。そうよね。出会って二日、三日の相手に手札
を見せるのがあまりに無謀だってことくらいわかっているわ」

 どうやら今度は気を遣わせてしまったらしい。むぅ、やはり面倒臭い人ね。

以下略



63: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:03:38.34 ID:0wYW71OQo
「あれが魔女よ」

 いつ以来だろうか。あの魔女とこうして対峙するのは。

「うえぇ、グロい」
以下略



64: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:04:38.27 ID:0wYW71OQo
 強く、地を蹴る。目的地は巴マミの正面。薔薇の蔓を叩くために。
 取り出したベレッタで、動く的を正確に打ち抜く。こんなことをするよりも時間を止めて連射した方がよほど
手っ取り早いがそこは置いておく。

「巴さん今です!」
以下略



65: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:05:38.28 ID:0wYW71OQo
 声に陰りが見える。気にしていない風を装ってもやはり、ダメなものは駄目か。

「これが魔女退治の見返りってわけ。ねぇ暁美さん?」

 これ以上静観を決め込むことは出来ないらしい。
以下略



66: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:06:38.99 ID:0wYW71OQo
「美樹さん、変なことをいうのね」

<暁美さん、この後時間あるかしら?出来ればあなたと二人で話がしたいの>

 二人には聞こえないようにテレパシーで巴マミがコンタクトを図ってきたか。
以下略



67: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:07:38.75 ID:0wYW71OQo
 少し寒さを残す夜風が頬撫でる。イレギュラーとは重なるものなのか。あるいは、小さなイレギュラーに突き
動かされて私が別の道を辿りはじめたのか。今度こそはまどかを救えるのだろうか。
 思考は留まることを知らない。好奇も不安も一緒くたに思考の渦へと飲み込まれる。それは渦を巻きどんどん
と深みへと嵌っていく。

以下略



68: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:08:38.62 ID:0wYW71OQo
「少し、前置きが長くなってもいいかしら?いやなら、大事なところだけ話すけど」

 あまり長くなるのならこの寒空の下は勘弁してほしい。そう思ったけれど、私はとりあえず先を促すことにす
る。

以下略



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