過去ログ - モバP「なにげなくなやむしゃちょうのいちにち」
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12: ◆C7ms5oNKB6[saga]
2013/04/22(月) 12:03:18.10 ID:CqYQHVO70

事務所に到着すると、みなが私を迎えてくれた。

ああ、彼ら…彼女らは、私を10円玉とは思っていない。
そう。きっと、そうだ。多分。そのはずだ。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/22(月) 12:06:15.56 ID:WxV1VkOYo
この社長は元PaP。
PaPはハゲるから仕方ないね。


14: ◆C7ms5oNKB6[saga]
2013/04/22(月) 12:08:38.37 ID:CqYQHVO70

「社長、今度のアイドルのCM契約の話について…」

『ああ、いいよ。どれのことかな』

以下略



15: ◆C7ms5oNKB6[saga]
2013/04/22(月) 12:13:04.33 ID:CqYQHVO70

シャンプー。

…シャンプーのCM、か。
なるほど。何らおかしくはない。
以下略



16: ◆C7ms5oNKB6[saga]
2013/04/22(月) 12:22:21.44 ID:CqYQHVO70

昼休みに入り、アイドル達も昼食をとっていた。

社内でわざわざのり弁を買って食べているのは、私くらいだろう。
妙な優越感と共に、頭に吹き抜ける虚無感に我に返った。
以下略



17: ◆C7ms5oNKB6[saga]
2013/04/22(月) 12:28:24.56 ID:CqYQHVO70

ひじき。ほうれん草。玄米。

髪の発育に良いものばかりではないか。
今日は髪…神に嫌われているとでも言うのか。
以下略



18: ◆C7ms5oNKB6[saga]
2013/04/22(月) 12:41:18.39 ID:CqYQHVO70

ちひろくんは私の事を心配し続けた。

ついに狂ってしまったのか、と思われなかっただけマシだろう。
彼女の慈愛に満ちた崇高な精神に感謝せざるを得なかった。
以下略



19: ◆C7ms5oNKB6[saga]
2013/04/22(月) 12:56:36.75 ID:CqYQHVO70

私は、記憶を辿りながら歩き出した。

まだ先ほどの目眩が取れない。振りすぎた。
確か、あの角を曲がれば、すぐそこにあったはずだ。
以下略



20: ◆C7ms5oNKB6[saga]
2013/04/22(月) 13:02:18.59 ID:CqYQHVO70

このような人も医者と呼ぶべきだろう。

医者は私の問診表と、顔と、側頭部に目をやりながら言った。
髪について悩んでいる人の頭を見ないで欲しい、とも思った。
以下略



21: ◆C7ms5oNKB6[saga]
2013/04/22(月) 13:08:35.68 ID:CqYQHVO70

死んでいる毛根が息を吹き返すことはない。

そんなことが出来ればこんな悩みは生まれない。
ああ、私はどうするべきだろうか。
以下略



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