17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:07:38.57 ID:d8IUZfmRo
ちひろ「ではお言葉に甘えますが……。前回のフェス、グループ内での順位は何位でした?」
P「……12組中、11位です」
ちひろ「海外ツアーの成績は?」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:08:39.38 ID:d8IUZfmRo
P「うちの子たちは、個々のライブバトルを見れば、勝率はそれなりのものです。
全体で下位に甘んじているのは、他所のライブ回数が異常なほど多いからです」
ちひろ「……この事務所を基準に考えればそうかもしれませんが……」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:09:38.95 ID:d8IUZfmRo
P「たしかにあの三人はシンデレラガールズプロジェクトが始まってから、俺が見出したアイドルです。
しかし、それは、彼女たちの活躍がプロジェクトのうちにとどまるということを意味しない」
ちひろ「なにを、なにを言っているんですか、プロデューサーさん!」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:10:44.50 ID:d8IUZfmRo
P「だから、俺は彼女たちを急いで育てたくない。王子様に見初められて一夜にして妃の座につく灰かぶりでなくてもいいと思ってるんです。
それよりも、それこそ町の歌姫からじわじわとですね……」
ちひろ「……黙りなさいっ!」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:11:49.84 ID:d8IUZfmRo
ちひろ「プロジェクトより尊いものなどありません!」
P「……はい?」
ちひろ「なぜライブを開かないのですか? なぜドリンクを買わないのですか? なぜ下位に甘んじるのですか?
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:12:50.05 ID:d8IUZfmRo
ちひろ「ゼロに限りなく近いですよ!
もっと、もっと、もっと、ファンからお金を吸い上げ、プロジェクトに還元することこそ、プロデューサーの使命ではないのですか!」
P「そりゃ、資本主義ですから、ある程度は言ってることはわかりますが、使命って……」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:14:49.52 ID:d8IUZfmRo
P「は? え? ちひろさんの目が真っ赤に……光って……?」
ちひろ「欠陥品は、排除します。全ては崇高なる使命のために!」ガンッ
P「うわっ」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:17:20.71 ID:d8IUZfmRo
P「ええと……。俺が見知っているちひろさんは、晶葉製のロボットだったってことでいいのか?」
晶葉「うむ。そして、こちらが、モデルとなった人物、千川千尋嬢だ」
千尋「はじめまして」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:18:16.70 ID:d8IUZfmRo
千尋「晶葉ちゃんのロボプロジェクトはまた別件で動いていたのです。
ですが、その進捗具合から、サポート要員として送るのがちょうどいいのではないかということになりまして」
P「そういうものなのか? 晶葉」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:19:07.07 ID:d8IUZfmRo
晶葉「試作品のうちの一体でね。簡単に言うと、自律機能が強い」
千尋「当初は支援するネットワークがまだできあがってませんでしたからね。基本行動などは、直に焼き付けてあるんだそうです」
晶葉「量産型と違うせいで、アップデートもしにくくてな。他の『ちひろ』はついこないだMk.4にまで上がったのだが」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 01:19:57.59 ID:d8IUZfmRo
――数日後――
ちひろMk.4.01「おはようございます、プロデューサーさん」
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