過去ログ - 菫「荒野より君に告ぐ」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 12:05:16.18 ID:kADqiJRHo
 
龍門渕邸目下、垂直にそびえる河蝕崖の腹が破裂した。
ミミズのようにうごめく木の根と、それに足と首を掴まれた照が勢いよく飛び出す。
赤魔法と宝剣の庇護に耐えられなくなった木の根は、崖下へ照を投げ飛ばそうとした。
振りかぶるように木の根が大きく曲がった瞬間、照は、周りとは違う不自然に太くなった木の根を見つけた。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 12:05:54.07 ID:kADqiJRHo
 
◇◆◇◆◇◆
ガサガサ

菫「宥は飛べないのか?」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 12:07:06.48 ID:kADqiJRHo
 
菫「走れっ!」

宥「へ――」

以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 12:07:39.97 ID:kADqiJRHo
 
菫(数が……昨日よりも、倍、いやもっとだ)

菫「……」

以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 12:10:35.80 ID:kADqiJRHo
 
菫の読み通り、宥を追う狼はいなかった。
読みと言っても直感で、なぜなのかはっきりとはわからない。完全に術者に操られているのか、それとも魂の代償への契りなのか。ただ菫にとってそんなことはどうでもよくて、殺意を向ける狼達は牙の生えた糞袋と変わりなかった。

バウッ
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 12:11:54.85 ID:kADqiJRHo
 
――楽しい。
場違いな高揚感に身が悶える。
積み重なったストレスと死への恐怖に、菫は感情と身体のすべてを先祖返りさせていたのだった。

以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 12:12:51.57 ID:kADqiJRHo
 
バランス失った菫は膝から崩れ落ちた。

菫(ああ、)

以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/02(木) 12:13:38.24 ID:kADqiJRHo
今日分終了
完結目標はGW中です。


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/02(木) 12:21:08.06 ID:gXCvQZcqo

待ってた


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/02(木) 12:30:01.54 ID:YhgkzQGNo
復帰早いな乙
死にすぎ…


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